赤ちゃん用ベビーチェアとして人気のバンボですが、「バンボっていつまで使えるの?」「使っていい時期や注意点がよくわからない」と感じている方もおられるのではないでしょうか。バンボは、首すわり〜1歳前後までの「手が離せない時期」の育児を支える強い味方です。
本記事では、バンボがいつまで使用できるかや使用する際の注意点をご紹介します。また、使い方次第で強い味方になる理由も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

バンボとは?
参考:バンボ
バンボ(Bumbo)は、南アフリカ発のブランドで、首がすわった頃の赤ちゃんをやさしく支えるベビーチェアとして世界中で高い評価を得ているアイテムです。特徴的なやわらかい素材と安定感のあるフォルムにより、赤ちゃんが安心して座りやすい設計になっています。
さらに、コンパクトで扱いやすく、屋内での移動もスムーズです。このため、お座りのサポートや離乳食の導入期、撮影アイテムとしても活躍します。また、130以上の国で販売されており、信頼を集めている商品です。
バンボはいつからいつまで使えるの?
次は、バンボがいつからいつまで使用できるのかについて解説します。
- 対象年齢の目安
- 使用終了のサイン
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
対象年齢の目安
バンボは、生後3〜4か月頃から使用できるベビーチェアで、赤ちゃんの首がしっかりしてきた頃から活用できます。対象年齢はおおよそ14か月頃までですが、体重制限が約10kgとされており、成長の早い子どもでは1歳未満でサイズアウトする場合も珍しくありません。
また、太ももがふっくらした赤ちゃんの場合はフィット感がきつく感じられる場合もあり、長く使えないケースも見受けられます。しかし、短期間でも毎日活用できる便利さと、最も手がかかる時期の育児をサポートする力は非常に高く、「もっと早く買えばよかった」という声も多いアイテムです。
使用終了のサイン
バンボの使用をやめる目安としては、赤ちゃんが椅子のなかで動きにくそうにしたり、自力で抜け出そうとする様子が見られたりする場合があげられます。お尻が浮いたり、身体がバランスを崩しやすくなった場合は注意が必要です。
また、足まわりがきつく感じるようになったり、座るのを嫌がったりするなどの反応も、サイズや使用時期が合わなくなってきたサインの1つです。赤ちゃんの安全と快適さを第一に、成長に応じたタイミングで別のチェアへの切り替えを検討しましょう。
バンボを使用する際の注意点は4つ
次は、バンボを使用する際の注意点について解説します。
- 使用時間は短めにする
- 高所では使用しない
- お風呂では使用しない
- 離乳食を食べると吐き戻す場合がある
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
使用時間は短めにする
バンボは、赤ちゃんが安定して座れるよう工夫された構造を持っていますが、長時間の使用には注意が必要です。腰がすわる前の時期は、筋力が十分でないため、同じ姿勢を続けると体に負担がかかります。
目安としては最初は5〜10分程度からはじめ、様子を見ながら活用するのが理想的です。ぐずりや姿勢の崩れといったサインが見られたら、すぐに使用を中止して、抱っこなど別の方法に切り替えましょう。一時的な待機や撮影など、目的を明確にした使い方がポイントです。
高所では使用しない
バンボは、安定性のある床の上での使用を前提に設計されているため、不安定な場所での使用は避けましょう。たとえば、テーブルやソファの上に置くと、赤ちゃんのわずかな動きでもバンボごと倒れてしまう場合があります。
活発に動く時期に入ると、重心がずれて思わぬ事故につながる可能性が高まります。メーカーも高所での使用は禁止しており、安全に使用するには必ず床に直接置くようにしてください。また、転倒防止のためにマットを敷いたり、周囲に倒れても危険のない環境を整えたりしましょう。
お風呂では使用しない
バンボは、水洗いできる素材で衛生的に使用できますが、お風呂場や水辺での使用は推奨されていません。滑りやすい場所では転倒や事故の危険があるため、メーカーも明確に禁止しています。
入浴時に赤ちゃんを待機させたい場合は、脱衣所のように安全な場所へバンボを設置して、常に目の届く範囲で使用するようにしましょう。赤ちゃんの安全を守るためにも、使用環境には十分配慮してください。
なお、ワンオペ育児中のお風呂の待たせ方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
離乳食を食べると吐き戻す場合がある
バンボに赤ちゃんを座らせる際は、体勢によっては腹部が圧迫される場合があるため、使用のタイミングに注意が必要です。授乳や離乳食の直後は、前かがみの姿勢になりやすく、吐き戻しのリスクが高まりやすくなります。
バンボは安定感のある設計ですが、吐き戻ししやすい赤ちゃんには適さない場合もあります。離乳食用として導入を検討している場合は、お子さんの体質や姿勢の様子を観察しながら慎重に判断するようにしましょう。
バンボが使い方次第では育児の強い味方になる5つの理由
次は、バンボが使い方次第では育児の強い味方になる理由について解説します。
- 一時的な居場所として使いやすい
- 赤ちゃんの座っている姿がかわいい
- 赤ちゃんを抱っこしたままでも持ち運びやすい
- ぶつかってもケガをしない
- お手入れがしやすい
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
一時的な居場所として使いやすい
バンボは、短時間赤ちゃんを安全に座らせておける便利なアイテムとして、多くの家庭で活用されています。たとえば、上の子の対応や家事で手が離せないときでも、赤ちゃんを目の届く場所で落ち着かせておける点が魅力です。
床に安定して置けるため、移動の手間も少なく、家の中の様々なシーンで重宝します。わずか1.2kgと軽量なため持ち運びも簡単で、脱衣所やリビングなど必要な場所にすぐに設置できる点も実用的です。
赤ちゃんの座っている姿がかわいい
バンボは機能性だけでなく、その見た目の可愛らしさでも人気を集めています。カラー展開が豊富で、赤ちゃんがちょこんと座る姿はまるでミニソファにいるような愛らしさが特徴です。
マンスリーフォトや「離乳食デビュー」などの記念写真を撮るときに活躍します。また、SNSでも映えるデザインで、育児の合間に気分を明るくしてくれる存在として、贈り物にも選ばれています。
赤ちゃんを抱っこしたままでも持ち運びやすい
バンボはわずか1.2kgと軽量で、日常のちょっとした移動も楽にこなせるのが特徴です。赤ちゃんを抱っこした状態でも片手で持ち運べるため、場所に応じて使いやすく、家事や育児の合間に活躍します。
たとえば、テレビの前やキッチン、食卓など、シーンに合わせて気軽に設置できるのも嬉しいポイント。また、手首や腕への負担が少ないため、疲れやすい育児期には扱いやすさが欠かせません。軽さと実用性を兼ね備えた便利なアイテムとして支持されています。
ぶつかってもケガをしない
バンボは、やわらかくしなやかなポリウレタン素材を使用しており、赤ちゃんの体をやさしく包み込みます。クッション性にも優れており、万が一ぶつかっても衝撃をやわらげてくれるのが特徴です。
また、全体が角のない丸みを帯びた形状で設計されているため、赤ちゃんが触れても安心です。こうした細かな配慮が、安心して使える理由の1つになっています。
お手入れがしやすい
バンボは撥水性のある素材で作られており、食べこぼしやよだれなどが付いても手軽にお手入れができます。ウェットティッシュでサッと拭くだけでよごれが落ちやすく、丸洗いも可能なため、清潔さを保ちやすい点が魅力です。
離乳食が進むと1日に何度も使用する場面があるため、手間なく掃除できる点は忙しい育児中の助けになります。赤ちゃんが快適に過ごせるよう、常に清潔な状態を保てるバンボは、毎日の育児に心強い存在です。
バンボの必要性をチェックするポイント
バンボの購入を検討する際は、使用目的や赤ちゃんの体格に合うかをしっかり確認しましょう。太ももがしっかりしている赤ちゃんは、フィットしない可能性もあるため、事前にサイズを確認するか、実際に座らせてみるのが安心です。
また、使い道としては、家事中に赤ちゃんをそばに待機させたり、マンスリーフォトや「離乳食デビュー」などの記念写真を撮影したりする短時間の利用に適しています。一方で、離乳食を本格的に始める目的なら、より長く使えるブースターシートの方が適している場合もあります。
なお、外食に便利なチェアベルトの使用時期については、こちらの記事で解説しています。
まとめ
本記事では、バンボがいつまで使用できるかや使用する際の注意点、使い方次第で強い味方になる理由をご紹介しました。
バンボは、赤ちゃんの首すわり期から腰すわり前までの大切な時期を支えるベビーチェアです。使用期間は短めですが、その数か月が育児の大変な時期にあたるため、価値の高いアイテムとして多くの家庭で活躍しています。
注意点を押さえつつ正しく使用すれば、赤ちゃんやママ・パパも安心して使えるサポートアイテムになります。「今しか使えない」からこそ、バンボは多くの家庭で選ばれている商品です。必要性や使い方に合わせて、導入を検討してみてはいかがでしょうか。