赤ちゃんのおもちゃとして人気の高い「ラトル（がらがら）」ですが、「いつから使用できるの」「どのような種類を選べばいいの」と、悩まれている方もおられるのではないでしょうか。ラトルは、素材や形状にさまざまな種類があり、成長段階に合わせて選ぶことにより、赤ちゃんの興味や発達をサポートできるアイテムです。
本記事では、ラトルを使用し始める目安についてご紹介します。また、ラトルの選び方や素材ごとの特徴、お手入れ方法も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ラトル（がらがら）はいつから使用する？
赤ちゃんがラトルに興味を示すようになるのは、生後2〜3か月頃が目安です。この時期になると、赤ちゃんは周囲の音や動きに対して反応を見せはじめます。
たとえば、親が目の前でラトルを動かすと、動きを目で追ったり、音に耳を傾けたりするようになります。また、握る力も徐々に発達していくため、大人が手を添えて持たせてあげるのがおすすめです。
赤ちゃんの成長に合わせて、楽しみ方も変化していくため、様子を見ながら無理なく取り入れていきましょう。
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ラトル（がらがら）がファーストトイに選ばれる理由
新生児期の赤ちゃんは、1日の大半を眠って過ごしますが、そのなかでも外の世界を感じ取ろうとしています。この時期は、視力が未発達ですが、赤ちゃんは音や手触り、明暗の変化を通じて環境を少しずつ認識していきます。
このように、繊細な感覚を刺激する存在として、ラトルは最適なおもちゃの1つです。握らせるだけでなく、優しく振って音を聞かせると、赤ちゃんとのコミュニケーションのきっかけにもなります。
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【月齢別】ラトル（がらがら）の遊び方
次は、月齢ごとのラトルの遊び方について紹介します。
- 生後0か月～3か月
- 生後3か月～6か月
- 生後6か月～12か月
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
生後0か月～3か月
赤ちゃんにラトルを渡しても、最初は興味を示さない場合があるため、大人がそばで音を鳴らしてあげるのが効果的です。声をかけながら使用すると、赤ちゃんは音に耳を傾け、少しずつ関心を持つようになります。
視覚の発達が進む生後1〜2か月頃には、動くラトルを目で追うようになり、追視の力を育む遊びにもなります。
生後3か月～6か月
生後5〜6か月ごろになると、赤ちゃんは自分でおもちゃを握れるようになり、ラトル遊びがより活発になります。この時期は、軽くて細めのラトルを選ぶと持ちやすく安心です。
赤ちゃんは、手に取ったラトルを振って音を鳴らしたり、じっと握ったまま口に運んで感触を確かめたりしながら遊びます。また、ラトルを使った「いないいないばあ」もおすすめです。音を鳴らしながら隠したり見せたりすると、赤ちゃんは夢中になって追いかけるようになります。
生後6か月～12か月
生後6か月頃になると、赤ちゃんはおすわりが安定して、両手を自由に使って遊べるようになります。この時期には、少し握りづらい形のラトルを選ぶと、指先の器用さや筋力の発達をうながせます。
また、歯の生えはじめる子も増えてくるため、歯固めの機能を兼ねたラトルもおすすめです。ラトルを目の前で振ってハイハイを促す遊びは、運動能力や集中力を育てるのに最適です。
なお、歯固めを使用する時期の目安や選び方のポイントはこちらの記事でご紹介しています。
関連記事：歯固めは何か月から使用するの？やめる時期の目安や選ぶポイント、使用する際の注意点をご紹介！ | こそだて＋
ラトル（がらがら）の選び方のポイントは3つ
次は、ラトルの選び方のポイントについて紹介します。
- 月齢や成長に合っている
- 安全基準を満たしている
- お手入れしやすく衛生的に使用できる
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
月齢や成長に合っている
0歳の赤ちゃんは、月齢ごとに発達の段階が異なるため、ラトルを選ぶ際にはその時期に合った特徴を持つものを選ぶことが大切です。手に取りやすい細さや軽さがあり、赤ちゃんの視覚を刺激するカラフルなデザインのラトルがおすすめです。
また、対象年齢の表示も参考にしつつ、実際の成長具合に合わせて無理のないものを選びましょう。安心して遊べるラトルは、赤ちゃんの好奇心や感覚を育てる大切なアイテムになります。
安全基準を満たしている
赤ちゃん用のおもちゃを選ぶ際には、誤って飲み込んでしまう可能性のある小さな部品が付いたものは避け、しっかりと安全基準を満たした商品を選びましょう。「STマーク」や「CEマーク」が付いているおもちゃは、国内外の厳しい基準をクリアしている証です。
また、ラトルのように赤ちゃんが口にする可能性のあるおもちゃは、食品衛生法にもとづく検査を受けているかも確認しておくと安心です。
お手入れしやすく衛生的に使用できる
赤ちゃんは手にしたものをすぐ口に運ぶため、おもちゃの衛生面にも気を配りましょう。ラトルのようなアイテムは、口に入れても安全で、日常的に清潔を保てる素材や構造が理想的です。
丸洗いが可能なものや、煮沸・薬液消毒に対応しているものは、衛生的に使い続けるために重宝します。さらに、拭き取りやすいシンプルな形状も、お手入れのしやすさにつながるため、購入時に確認しましょう。
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【素材別】ラトル（がらがら）の特徴
次は、素材ごとのラトルの特徴について紹介します。
- プラスチック製
- 布製
- 木製
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
プラスチック製
プラスチックやシリコンなどの軽くてやわらかい素材は、小さな手でも握りやすく、誤って顔や体に当たってもケガをしにくいため安心です。2〜3か月頃の赤ちゃんは、まだ手の力が弱くおもちゃを落としやすいため、軽量なものが適しています。
また、こうした素材は歯が生えはじめる時期の歯固めとしても活躍して、衛生的に保ちやすい点も魅力です。
布製
布製のラトルは、やわらかな質感と軽さが特徴で、赤ちゃんが遊ぶのに最適なアイテムです。万が一、顔や体に当たってもケガの心配が少なく、動きが活発になってくる時期でも安心して使用できます。
また、さまざまな布地が組み合わされたものは、触れるたびに異なる感触を楽しめるのも魅力の1つです。さらに、手洗いできるものも多く、清潔さを保ちやすいのが特徴です。使用頻度が高い場合は、ほつれや糸くずにも注意しましょう。
木製
木製のラトルは、自然素材ならではの温もりがあり、見た目の美しさだけでなく手触りの心地よさも魅力です。使うほどに風合いが増して、長く使い続けたくなる質感があります。
また、塗装にも配慮されているものが多く、赤ちゃんが口に入れても安心です。さらに、丈夫で壊れにくいため、活発に遊ぶ子に適していますが、少し重さがあるため、自分でしっかり物を握れるようになる生後6か月頃から使用するのがおすすめです。
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【素材別】ラトル（がらがら）をお手入れする方法
次は、素材ごとのラトルのお手入れ方法について紹介します。
- プラスチック製
- 布製
- 木製
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
プラスチック製
プラスチック製のラトルのお手入れ方法は、以下のとおりです。
- 水洗いや哺乳瓶用の洗剤を使ってやさしくよごれを落とす
- 洗い終えたあとは、水分をしっかり拭き取る
- 直射日光を避けた風通しのよい場所で自然乾燥させる
また、乾燥機や強い日差しは、素材の劣化や変形の原因になる場合があるため避けるようにしましょう。
布製
布製のラトルのお手入れ方法は、以下のとおりです。
- ぬるま湯に赤ちゃん用洗剤を溶かして、ラトルを優しくもみ洗いする
- よごれが落ちたら、清潔なタオルで包んで水分をしっかり吸い取る
- そのまま洗濯機で軽く脱水すれば、乾きやすくなる
- タオルからラトルを取り出して、風通しのよい場所で天日干しして十分に乾燥させる
布製のラトルは、湿った状態だとカビや雑菌が繁殖しやすいため、洗った後はしっかりと水気を取り、風通しのよい場所で十分に乾燥させてください。
木製
木製のラトルのお手入れ方法は、以下のとおりです。
- 濡れた場合はすぐに柔らかい布で水分を拭き取る
- 風通しのよい場所で直射日光を避けて自然乾燥させる
除菌スプレーやアルコール、ウェットティッシュなどは変色や塗装の剥がれにつながる可能性があるため、使用を控えた方が安心です。万が一、消毒が必要な場合は、消毒剤を布に染み込ませてやさしく表面を拭くようにしましょう。
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まとめ
本記事では、ラトルを使用し始める目安やラトルの選び方、素材ごとの特徴、お手入れ方法について解説しました。
赤ちゃんがラトルに興味を示すようになるのは、生後2〜3か月頃が目安です。この時期の赤ちゃんは、周囲の音や動きに対して反応を見せはじめます。視力が未発達の赤ちゃんは音や手触り、明暗の変化を通じて環境を少しずつ認識していくため、ラトルをファーストトイに選ぶのがおすすめです。
また、月齢によって興味の示し方や遊び方が変化するため、成長に合わせた選び方が大切です。ラトルを選ぶ際には、商品の対象年齢を参考にしながら、発達状況に合わせて選ぶようにしましょう。
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