イヤイヤ期がひどい子の特徴とは?年齢ごとの特徴や対処法を詳しくご紹介!

イヤイヤ期がひどい子の特徴とは?年齢ごとの特徴や対処法を詳しくご紹介!

子どもの「イヤイヤ!」に、毎日ヘトヘトになっていませんか。「うちの子は特にひどいのでは?」「私の育て方が悪いのかな…」と、終わりが見えない対応に一人で悩みを抱え込んでしまう場面もあるかもしれません。しかし、その激しい自己主張は、子どもが心も体も健やかに成長している大切な証です。

この記事では、イヤイヤ期がひどい子の特徴やその行動の裏にある理由を詳しく解説します。具体的な7つの対処法に加え、追い詰められがちな保護者自身の心を守るためのセルフケアもご紹介しますので、肩の力を抜いて、子どもと向き合うためのヒントを見つけてください。

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イヤイヤ期がひどい子の特徴とは?

イヤイヤ期がひどい子の特徴とは?

イヤイヤ期がひどいと感じる子どもは、自分の思い通りにならないときに、感情が爆発しやすく、癇癪を起こすシーンが多く見られるのが特徴です。たとえば、物を投げたり、泣き叫んだりする場合があります。

また、イヤイヤ期の子どもは、大人やほかの子どもとの関わりを避けたり、攻撃的な行動をとったりする場合もあります。

この時期は、感情をコントロールする力がまだ発達しておらず、不満を行動で表す場合が多いです。親にとっては大変な時期ですが、子どもの成長過程として受け止め、冷静に対応するようにしましょう。

イヤイヤ期の期間

イヤイヤ期は一般的に1歳後半からはじまり、2歳ごろにピークを迎えると言われています。しかし、その現れ方は子どもによってさまざまで、一概にすべての子どもが同じように起こるわけではありません。

発育のスピードや性格によっては、イヤイヤ期を感じにくい場合もあります。このため、ほかの子どもと比較して焦るのではなく、わが子の成長を見守る姿勢を持つことが大切です。

また、親自身がストレスを抱え込まないように、家族や周囲のサポートを活用しながら、ゆとりを持って向き合うようにしましょう。

なお、イヤイヤ期が早い子どもの特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。

子どもが「イヤ」という主張をする3つの理由

子どもが「イヤ」という主張をする3つの理由

次は、子どもが「イヤ」という主張をする理由について解説します。

  • 自分でやりたい
  • 感情をうまく表現できない
  • 周囲の気を引きたい

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

自分でやりたい

1半歳を過ぎると、子どもは少しずつ自分でできることが増え、身の回りのことに挑戦しようとする姿が見られます。着替えや食事、片付けなど、日常生活のあらゆる場面で「自分でやりたい」という気持ちが強くなる時期です。

このため、親が手を貸したら、「イヤ!」と強く拒否する場面が多いのも自己主張の表れの1つです。この時期の子どもは、失敗してもサポートしすぎず、挑戦する気持ちを尊重すると、自信を育めます。少しずつ成功体験を積み重ねると、さらに自立して成長していくようになります。

感情をうまく表現できない

イヤイヤ期の子どもは、眠気や疲労を感じても、それが何なのかわからないため、自分の感情をうまく言葉で表現できません。このため、自分の気持ちが整理できず、突然泣き叫んだり、手足をバタバタさせたりする場合があります。

さらに、判断力が低下して、親の声掛けにも敏感に反応しやすくなります。このような場合は、無理に言葉で納得させるのではなく、安心できる環境作りが大切です。たとえば、抱っこをしたり、静かな場所で落ち着かせたりしてあげてください。

周囲の気を引きたい

2歳頃の子どもは、自立心が芽生えつつも、まだまだ大人に頼りたい気持ちが強い時期です。しかし、自分の思いを言葉でうまく伝えるのは難しく、欲求が満たされないと不満を感じる場合もあります。

その結果、思い通りにならないと「イヤ!」と反抗的な態度を取ることが増える場合があります。これは、単なるわがままではなく、気持ちを受け止めてほしいというサインでもあります。子どもが安心して自己表現できる環境を整えてあげることが、親としての大切な役割の1つです。

年齢ごとによるイヤイヤ期の特徴

年齢ごとによるイヤイヤ期の特徴

次は、年齢ごとによるイヤイヤ期の特徴について解説します。

  • 0歳
  • 1歳
  • 2歳
  • 3歳

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

0歳

0歳児がぐずる理由の多くは、まだ言葉で自分の気持ちを伝える手段がないために生じます。たとえば、思うように動けなかったり、何かに興味を持っても手が届かなかったりすると、強いフラストレーションを感じる場合があります。

この時期のぐずりは、一時的なものであり、欲求が満たされると自然に落ち着く場合がほとんどです。無理に泣き止ませようとせず、子どもの気持ちに寄り添いながら、興味を別のものへ向けるなどの方法でサポートしましょう。

1歳

1歳頃になると、自分でやりたい気持ちが強くなりますが、思い通りにできずにフラストレーションを感じる場合もあります。その結果、感情をうまく表現できずに泣いたり怒ったりします。

この時期の子どもに対しては、無理に要求を通す必要はなく、代わりに別の選択肢を提示すると気持ちを落ち着かせられる場合が多いです。たとえば、遊びたかったおもちゃが使えない場合は、ほかのおもちゃを提案して関心を移すのも1つの方法です。

また、子どもの気持ちに寄り添い「悔しかったね」などと共感の言葉をかけると、安心感を与えられます。保護者が冷静に対応しながらサポートすると、子どもは少しずつ気持ちをコントロールできるようになります。

2歳

2歳の成長過程では、自我の芽生えとともに感情のコントロールが難しくなる時期です。自分の思いを言葉で表現したいのにうまく伝えられず、もどかしさから癇癪を起こすケースも珍しくありません。

この時期の子どもは、自分なりのこだわりを持ちはじめ、それが思い通りにいかないと強く反発する場合もあります。しかし、こうした経験を積み重ねると、子どもは少しずつ気持ちを調整する方法を学びます。

保護者としては、無理に抑え込むのではなく、子どもが落ち着くのを待ち、寄り添う姿勢を持つようにしましょう。このように感情の波が激しい時期も、一時的なものです。子どもが自分で感情を整理できるようになるまで、出来る範囲で温かく見守りましょう。

3歳

3歳児は自己主張が強まり、自分の思い通りにしたい気持ちが前面に出る時期です。このため、思い通りにならないと癇癪を起こしたり、言葉で伝えられないストレスから手が出てしまったりする場合もあります。

このような行動に対しては、「やってはいけないこと」を明確に伝え、代わりに言葉で気持ちを表現できるようにサポートしてあげることが大切です。「どうしてほしいの?」と聞いてもうまく言えない場合が多いため、「どっちがいい?」と具体的な選択肢を示すと、子どもは考えを整理しやすくなります。

また、お店でおもちゃやお菓子を欲しがって駄々をこねる場面もよく見られます。こうしたときは長々と説得するのではなく、「今回は買えない」とシンプルに伝え、場所を移動するなど環境を変えるのも効果的です。

少しずつ「望むことがすべて叶うわけではない」と理解できるよう、根気強く伝えていくようにしましょう。

子どものイヤイヤ期が大切な理由

子どものイヤイヤ期が大切な理由

イヤイヤ期は、幼児の発達において大切な段階であり、この時期の行動には成長の証が隠れています。子どもの意志を大人が否定せず、寄り添う姿勢を持つと、子どもは安心感を得られます。

しかし、危険性がある場合や家庭として守って欲しいことについては、根気よく伝え続けるようにしてください。この時期を経験すると、子どもは単なる身体の成長だけでなく、社会の中でのルールを学び、円滑な人間関係を築く基礎を身につけていきます。

イヤイヤ期がひどい子への対処法は7つ

イヤイヤ期がひどい子への対処法は7つ

次は、イヤイヤ期がひどい子への対処法について解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

安心感を与えてあげる

子どもが突然ぐずったり、大声で泣き出したりする場合、子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。子どもがどのような理由で泣いているのかを考え、安心できる言葉をかけながらそばにいてあげましょう。

優しく声をかけたり、手を握ったりするだけでも子どもは落ち着きを取り戻しやすくなります。また、親自身も深呼吸をして気持ちを落ち着けることで、冷静に対応しやすくなります。

気持ちが落ち着きそうな場所へ移動する

イヤイヤ期の子どもが泣き叫んだり物を投げたりする場合、無理に落ち着かせようとするよりも、子どもが安心できる環境へ移動してみましょう。周囲が騒がしいと興奮が長引く場合があるため、静かな場所へ行くと気持ちを切り替えやすくなります。

親自身も周囲の目を気にせず対応できるため、落ち着いて子どもと向き合えます。このように、場所を変えて親子ともにリラックスできる時間を作ることも大切です。

わかりやすいルールを作る

小さな子どもでも、明確なルールを決めて繰り返し伝えると、少しずつ理解していきます。たとえば、公園から帰るのを嫌がる場合、事前に「時計の針がこの位置になったら帰るよ」「あと〇回したら帰るよ」と知らせておくと、子どもも受け入れやすくなります。

また、「お菓子はおやつの時間に食べるもの」と決めておくと、欲しがるたびに対応する必要がありません。日常のなかで一貫したルールを守るようにすれば、子どもは自然と決まりごとを意識して、自分で行動をコントロールできるようになっていきます。

できるところまでやらせてあげる

1歳や2歳の子どもは、自分でやりたいという気持ちが強くなり、日常のさまざまな場面で「自分で!」と言い出します。靴を履いたり、服を選んだりするのもその1つの行動です。

大人にとっては、時間がないときに手間取る場合もありますが、この姿は子どもの成長の証です。できるだけ穏やかな気持ちで見守り、子どもが納得できるようにサポートしてあげると、次の行動へ移しやすくなります。

遊び感覚を取り入れる

子どもが自分のやりたいことに夢中になっている場合、急に声をかけても、なかなか行動を変えようとはしないものです。そんなときは、無理に説得するのではなく、子どもが興味を持つような工夫をしてみましょう。

たとえば、片付けなら「どっちが早くおもちゃを箱に入れられるかな?」と競争にする、歯磨きなら「歯ブラシさんがみんなの歯をピカピカにしたいって!」と擬人化するなど、ちょっとした遊びを取り入れると、子どもも楽しく次の行動に移しやすくなります。

気持ちを代弁してあげる

子どもが自分の気持ちをうまく言葉にできないときは、大人がその思いを代弁してあげるようにしましょう。たとえば、おもちゃを取られて泣いている場合、「それ、大事なおもちゃだったんだね」と伝えると、子どもは自分の気持ちを理解してもらえたと感じます。

気持ちを言葉にすると、子ども自身も感情を整理しやすくなり、落ち着きを取り戻すきっかけになります。大人が優しく寄り添い、共感する姿勢を持つと、子どもとの信頼関係も深まりやすいです。

選択肢を与えて選ばせてあげる

子どもがスムーズに行動できるようにするためには、強制するのではなく、本人の意思を尊重しながら促す方法が効果的です。

たとえば、遊びに夢中になっている子どもに片付けをしてほしい場合、「今すぐ片付けなさい」と指示するのではなく、「あと5分遊んだら一緒に片付けよう」と具体的な時間を提示すると、子どもも納得しやすくなります。

また、「どっちのおもちゃから片付ける?」と子どもが自分で選択できるような工夫を取り入れると、自発的に行動を始めるきっかけになります。このように、子どもの気持ちに寄り添いながら、適切なタイミングと方法で促すことが大切です。

イヤイヤ期に叩く子は暴力的になる?

イヤイヤ期に叩く子は暴力的になる?

イヤイヤ期の子どもが感情をコントロールできずに手を出したり、ものを投げたりするのは珍しくありません。この時期は、思い通りにならないもどかしさを行動で表現しているだけのため、過度に心配する必要はありません。

成長とともに言葉の発達が進み、自分の気持ちを適切に伝えられるようになります。このため、叩いたりした際には冷静に「そういうことをすると痛いよ」と伝え、安心できるように寄り添いましょう。

「もう無理!」と叫びたくなる前に!3つのセルフケア

子どものイヤイヤ期にストレスを感じた場合の対処法

「イヤイヤ期は子どもの大切な成長過程」だと頭では分かっていても、終わりが見えない癇癪や拒絶に、ご自身の心がすり減っていくのを感じていませんか。

「私がしっかりしなきゃ」「イライラするのは、私の愛情が足りないから?」そんな風に自分を責めてしまう場面もあるかもしれません。でも、どうか覚えておいてください。あなたの心が壊れてしまったら、元も子もないのです。

子どもと笑顔で向き合うために、まずはあなた自身を守ってあげましょう。ここでは、心がパンクしてしまう前に試してほしい「3つのセルフケア」をご紹介します。

1日に5分だけでも「ママ・パパ」を休む時間を作る

「子どもから一瞬も目が離せない」そんな状況だからこそ、意識的に「何もしない時間」を作ることが大切です。たった5分で構いません。

  • 子どもが昼寝したら、一緒に横になる
  • パートナーに5分だけ子どもを見てもらい、トイレや洗面所にこもってスマホを見る
  • ベランダに出て、空を見ながら温かい飲み物を飲む

大切なのは、その5分間は「子どものこと」「家のこと」を一切考えず、完全に自分のためだけに使うことです。「たった5分」が、張り詰めた心の糸を少しだけ緩めてくれます。

「ダメな親」のレッテルを自分に貼らない

イヤイヤ期の対応に追われると、「ちゃんとした食事を作れなかった」「部屋が散らかったままだ」「今日も怒ってしまった」と、できなかったことばかりに目が行きがちです。このような時には、「頑張らないこと」を意識してみてください。

食事はレトルトや冷凍食品に頼ってOKです。思い切って「作らない日」を決めてしまいましょう。また、掃除も最低限で大丈夫です。「子どもが安全ならそれで100点」と考えてください。

さらに、感情的に怒ってしまう日があっても心配ありません。「人間だから、仕方ない。明日は少し笑えたらいいな」と自分を許してあげましょう。

あなたはダメな親ではなく、「ものすごく大変な時期を、必死で乗り越えようとしている素晴らしいママやパパ」です。

「助けて」の言葉を声に出す練習をする

一番つらいのは、たった一人で嵐の中にいるような「孤立感」です。誰かに頼ることは、決して甘えではありません。子どものためにも、親が社会と繋がっておくことは非常に重要です。

まずはパートナーに「今日これだけ大変だった」と報告するだけでも構いません。親や友人に「5分だけ愚痴を聞いて」と電話してみましょう。「助けて」と声に出すことは、あなたと、そしてあなたの大切な子どもを守るための、最も勇気ある行動です。

でも、「助けて」って、身近な人にはかえって言いにくい時もありますよね。そんな時に、同じ状況のママと気軽に話せる場所があったら、どれだけ心強いでしょうか?😊

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まとめ

まとめ

本記事では、イヤイヤ期がひどい子の特徴や対処法について解説しました。

イヤイヤ期がひどいと感じる子どもは、自分の思い通りにならないときに、感情が爆発しやすく、癇癪を起こすシーンが多く見られるのが特徴です。たとえば、物を投げたり、泣き叫んだりするケースが多い傾向にあります。

さらに、大人やほかの子どもとの関わりを避けたり、攻撃的な行動をとったりする場合もあります。しかし、成長とともに言葉の発達が進み、自分の気持ちを適切に伝えられるようになれば、暴力的な行動はおさまりやすいです。

「イヤ」という主張には、感情をうまく表現できない、周囲の気を引きたいなどの理由があげられます。また、年齢によって、イヤイヤ期の特徴は異なるため、子どもの年齢や性格に合わせた対処が必要です。

イヤイヤ期との向き合い方、たくさんのヒントが見つかりましたか? でも、一番の心の支えは、やっぱり「わかる!」と言い合える仲間の存在です。

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