子育ての情報があふれる中で「絵本の読み聞かせは大切」という言葉にプレッシャーを感じ、「うちはできていない…」と罪悪感を抱えているママさんは少なくありません。仕事や家事で忙しく時間がなかったり、自分が絵本を読むのが苦手だったり、理由はさまざまですが、自分を責めてしまう方もいます。
この記事では、多くのママさんの声も踏まえ、絵本を読まないことで悩むあなたの心を軽くします。そして、親子に合ったコミュニケーションを見つけるための具体的なヒントをご紹介します。
絵本を読まない親はダメなの?
まず結論として、絵本を読んであげられないからといって、自分を「ダメな親」だと責める必要は全くありません。世間で言われる「読み聞かせ神話」や多くの情報に触れると、「読まないと発達に悪影響があるのでは」というプレッシャーを感じてしまいがちです。
しかし、その罪悪感は少し視点を変えるだけで軽くなります。ここでは、あなたの子育てスタイルを肯定できる、3つの理由を解説します。
大切なのは「読み聞かせ」という行為そのものではない
一般的に知られる絵本の読み聞かせには、語彙力や想像力の向上、情緒の安定といった、子どもの発達に大切な効果があるとされます。しかし、最も重要なのは「親子のコミュニケーション」と「肌の触れ合いによる安心感」です。
子どもは親の声のトーンや温もりを感じ、自己肯定感を育んでいきます。つまり、目的は本を読むのではなく親子の絆を深める点にあり、その手段は読み聞かせに限りません。
親が無理する気持ちは子どもに伝わりやすい
親が「読まなければ」という義務感や、苦手意識を持ちながら無理に読み聞かせをしても、その楽しめない気持ちは子どもに伝わってしまいます。子どもは非常に敏感で、親の表情や声色から感情を読み取ります。
親が楽しんでいなければ、子どもにとって絵本の時間は楽しいものではなくなってしまいかねません。義務感でこなす読み聞かせよりも、親が心からリラックスして子どもと向き合う時間の方が、子どもの情緒安定にとってよほど良い影響を与えます。
絵本以外にも子どもの心を育む方法はたくさんある
子どもの心を豊かに育む方法は、絵本の読み聞かせ以外にも無数に存在します。たとえば、今日の出来事を話したり、一緒に歌ったりごっこ遊びをしたりするのも、言語発達や想像力を養う立派な活動です。
大切なのは、特定の行為に固執せず、親子が共に楽しめるコミュニケーションの形を見つける点にあります。絵本は数ある選択肢の1つに過ぎないと捉えると、心の負担はぐっと軽くなります。
絵本は義務じゃない、親子の「楽しみ」の一つです。世界中の楽しい絵本の中から「これだ!」という一冊をプロが選んでくれる、そんな新しい選択肢もありますよ✨
絵本の読み聞かせが苦手・しんどいと感じる3つの原因
「絵本を読んだ方が良いのは分かっているけど、どうしても気が進まない…」という方も多いですよね。その気持ちには、あなた自身のせいではない、もっと客観的な原因があるかもしれません。
自分を責める前に、まずはなぜ読み聞かせが「しんどい」と感じるのか、その原因を一緒に探っていきましょう。
仕事や家事で心身ともに余裕がない
平日は仕事で疲れ、休日は溜まった家事に追われて過ごしている方も多いですよね。そんな毎日の中で、子どもを寝かしつける前に絵本を読む時間を確保するのは、決して簡単なものではありません。
とくに「時間がない」という物理的な問題だけでなく、精神的な余裕のなさも大きな原因の1つになります。疲れている時に子どもの「読んで」という要求に応えるのがしんどいと感じるのは、ごく自然な感情です。
読み聞かせ自体に苦手意識がある
本を読む習慣がなかったり、感情を込めて読むのが恥ずかしかったり、登場人物によって声色を変えるのが苦手だったりと、読み聞かせ自体にコンプレックスを感じているママさんも少なくありません。
また、自分の読み方で子どもの想像力を狭めてしまうのではないか、という不安を感じるケースもあります。このような苦手意識は、「上手に読まなければならない」というプレッシャーから生じている場合がほとんどです。
子どもが興味を示してくれない
せっかく時間を作って読み聞かせを始めても、子どもがすぐにどこかへ行ってしまったり、絵本を破ろうとしたりして、全く聞いてくれない場合があります。このような反応が続くと、「うちの子には効果がないのかも」と感じてしまいますよね。
しかし、子どもが興味を示さないのは、その時の気分だけでなく、そもそも絵本の選び方が年齢や興味に合っていない可能性も考えられます。
なお、子どもの成長に合わせた絵本の選び方については、こちらの記事でご紹介しています。
絵本を読まない親のための4つの対処法
読み聞かせが苦手だと感じていても、状況を改善したり、気持ちを楽にしたりする方法はあります。ここでは、すぐに試せる具体的な4つの対処法をご紹介します。「こうしなければならない」という思い込みを手放し、親子で楽しめる方法を見つけるきっかけにしてください。
「読む」以外の絵本の楽しみ方を見つける
絵本は「読む」だけがすべてではありません。文字が読めなくても、一緒に絵を眺めながら「これは何かな?」「ワンワンがいるね」などと指差しで会話するだけでも、立派なコミュニケーションです。
物語を親が創作してみたり、絵からクイズを出し合ったりするのも良い方法です。「読む」行為へのハードルが高いと感じるなら、まずは絵をツールにした遊びにするのがおすすめです。

ちなみに、我が家でよくやるのが「アテレコごっこ」です。絵本の文字は無視して、登場人物になりきって「おなかすいたな〜」「あっちで遊ぼうよ!」みたいに、親子で勝手にセリフを言い合うんです。これが意外と盛り上がりますよ!
完璧な読み聞かせを目指さない
感情豊かに、登場人物ごとに声を変えるといった、プロのような読み聞かせをする必要は全くありません。淡々と文字を読むだけでも、子どもは親の声を聞いているだけで安心感を得られます。
途中でやめてしまっても、最後まで読み切れなくても大丈夫です。「完璧に読まなくては」というプレッシャーを手放すのが、読み聞かせを継続する一番のコツです。それが苦手意識を克服する第一歩になります。
親自身が「好き」と思える本を選ぶ
子どもに良いとされる名作やベストセラーにこだわる必要はありません。親自身が「この絵、きれいだな」「この話、面白いな」と思える本を選んでみましょう。
年齢や発達に合わせた絵本の選び方も大切ですが、まずは親が楽しめる本を見つけるのがおすすめです。自分が心から楽しめる本であれば、その楽しさは自然と子どもにも伝わります。
図鑑や写真集、自分が子どもの頃に好きだった絵本など、ジャンルを広げて親子で一緒に「好きな一冊」を探す時間を楽しむのも1つの方法です。
周囲の人やサービスを積極的に頼る
読み聞かせは、必ずしもママさんやパパさんだけが担う必要はありません。可能であれば、おじいちゃんやおばあちゃん、地域の読み聞かせボランティアなどに頼ってみるのも良い方法です。
また、毎回自分で絵本の選び方に悩んでしまう場合は、専門家が選んだ絵本が毎月届く絵本の定期購読のようなサービスを利用するのもおすすめです。このようなサービスを利用すれば、家庭では選ばないような新たな本との出会いが生まれるかもしれません。
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絵本を読まない親でよくある3つの質問
ここでは、「絵本を読まない親」というテーマでよくある質問をご紹介します。それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
質問1. 絵本を読まないと、子どもの語彙力や学力に影響はありますか?
絵本の読み聞かせの効果はさまざまな研究で示されていますが、読まないのが直接的な原因で発達が遅れるわけではありません。大切なのは、言葉に触れる機会の総量です。
日常的な会話や遊びのなかで、親が豊かに言葉がけをしていれば、子どもの言語能力は十分に育ちます。絵本はあくまで手段の1つであり、読んでいないからといって過度に心配する必要はありません。
質問2. 読み聞かせは何歳から何歳まで続ければいいですか?
読み聞かせを何歳から始めるかについては明確な決まりはなく、生後数ヶ月からでも楽しめます。そして「何歳まで」という明確な終わりもありません。
子どもが自分で文字を読めるようになっても、親に読んでもらうのが好きな子はたくさんいます。自分で読むのとは違い、親の声を通して聞く物語は、子どもにとって特別な安心感や楽しさがあります。
子どもが「読んで」と持ってくる間は、できる範囲で続けてあげるのがおすすめです。
質問3. 子どもが同じ絵本ばかり読みたがるのですが付き合うべきですか?
子どもが同じ絵本を何度も繰り返し持ってくるのは、その物語の世界が大好きで、展開を知っている点に安心感を覚えている証拠です。親としては「またこれ?」とうんざりするかもしれませんが、これは発達の過程で見られる自然な姿です。
繰り返すなかで、子どもは言葉を覚え、内容の理解を深めていきます。可能な範囲で、その「大好き」という気持ちに付き合ってあげると、子どもの自己肯定感が育まれます。

正直なところ、「またこの本…!」って思いますよね。私も夜中に眠い目をこすりながら、通算数十回は読んだ絵本があります(笑)でも、ブームが過ぎると、ある日パタッと持ってこなくなるんです。今思えば、あのかけがえのない「大好き」の瞬間に、もっと付き合ってあげればよかったな…なんて思ったりもします。
まとめ
絵本を読んであげられないからといって、自分を責める必要は全くありません。何よりも大切なのは、日々の会話や遊びを通した親子の温かいコミュニケーションです。まずはそのことに安心し、今の自分自身の子育てを認めてあげてください。
その上で、やはり一冊の絵本が持つ、子どもの世界を豊かに広げる力はとても魅力的です。大切なのは「読まなければ」という義務感を手放すことです。
完璧な読み聞かせでなくて構いません。親子で一緒に笑えたり、絵の美しさに心を動かされたり、そんな瞬間が一度でもあれば、それが何よりの宝物になります。
プレッシャーから解放された今だからこそ、親子だけの「特別な一冊」を探す旅に出るような、新しい絵本との付き合いを始めてみてはいかがでしょうか。
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