保育園のプール活動がはじまる夏、欠かせないのが「プールバッグ」です。水着やタオルなどを衛生的に持ち運ぶために必要なアイテムですが、素材やサイズ、園のルールなど選ぶべきポイントが多く、はじめての場合は迷ってしまいますよね。
本記事では、保育園におすすめのプールバッグや選び方のポイント、購入場所をご紹介します。また、プールバッグの名前の記入方法やお手入れ方法なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
保育園で使用するプールバッグの役割と必要性
保育園で使用するプールバッグは、水遊びやプールの日に必要なアイテムを一括して持ち運ぶのに役立ちます。このバッグは主に、ビニールやラミネート加工の素材が使用されており、水に濡れても中身が外に漏れにくく衛生面にも配慮されています。
夏の時期は活動頻度が高まるため、頻繁に準備が必要な場合も多く、取り扱いやすさが大切なポイントです。子どもが1人でも持ち運びやすい軽量設計や、名前を記入できるスペースの有無なども選ぶ際のポイントになります。
保育園で使用するプールバッグの選び方のポイント
次は、保育園で使用するプールバッグの選び方のポイントについて解説します。
- 素材の種類
- 形状
- サイズと収納力
- 開閉のしやすさ
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
素材の種類
プールバッグには主に以下の素材が使われており、それぞれに特徴が異なります。
- PVC
水を通さない点で優れているが、密閉性が高いため、濡れたものを長時間入れておくと臭いやカビが発生するおそれがある - ラミネート素材
見た目のデザイン性と防水性を両立できるが、強度の面ではやや劣る傾向がある - ナイロン
軽くて持ち運びやすく、風通しがよいため湿気がこもりにくい。しかし、完全な防水性は期待できないため、補助的にビニール袋の使用が必要になる
プールバッグは素材それぞれに異なる特徴があるため、どの素材を選ぶかは、使いやすさやお手入れのしやすさを考慮しながら決めましょう。
形状
プールバッグには、以下のような形状があり、それぞれにメリットがあります。
- トート型
開口部が大きく物の出し入れがしやすく、小さな子でも扱いやすい - リュック型やナップサック
両手が自由になるため安全に移動できる。また、荷物が多い場合でも持ち運びがしやすい - ボストン型
荷物はたっぷり入るが、小さな子どもには重く感じられて持ち運びにくい場合がある
どの形状を選ぶにしても、子どもの年齢や使用する場面を想定しながら、実用性と安全性のバランスを考えて選ぶようにしましょう。
サイズと収納力
プールバッグを選ぶ際は、水着やラップタオル、着替え類、濡れた物を分けて入れられる袋などを無理なく収納できるサイズのものを選びましょう。園指定の持ち物がある場合は、それに応じた容量が必要です。
30cm×30cm×10cm以上でマチのあるタイプが一般的な目安とされていますが、子どもの体格や通園スタイルによって、無理なく持ち運べるサイズ感も大切なポイントです。見た目だけで選ばず、実際に入れる物や使用場面を具体的に想定して選ぶようにしましょう。
開閉のしやすさ
プールバッグを選ぶ際には、子どもが自分で使いやすいかどうかを意識しましょう。開け閉めのしやすさは大切なポイントの1つで、年齢によってはファスナーが難しい場合もあります。
このような場合には、簡単に開閉できるマジックテープやスナップボタン式のものを検討するのがおすすめです。また、バッグの開口部が広く開くデザインであれば、荷物が見やすく出し入れもスムーズになります。
さらに、持ち手は小さな手でもしっかり握れるような太さや柔らかさを備えているかも確認しておきましょう。
プールバッグの主な購入場所
次は、プールバッグの主な購入場所について解説します。
- 大型ショッピングセンター
- スポーツ用品店
- インターネットショップ
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
大型ショッピングセンター
プールバッグを探す際は、子ども用品売り場に立ち寄るとさまざまな選択肢に出会えます。イオンやホームセンター、西松屋、トイザらスといった店舗では、水遊びに必要なアイテムが充実しており、プールバッグも形状や機能、デザインのバリエーションが豊富です。
また、キャラクター柄のものは子どもに人気があり、本人の好みに合ったバッグを選べる楽しさも魅力です。価格も比較的リーズナブルなため、気軽に購入しやすい点もメリットになります。
スポーツ用品店
スポーツ用品店には、スポーツブランドが展開しているプールバッグが多く販売されています。これらのプールバッグは、機能性だけでなく、デザインもスタイリッシュなものが多く、年齢が上がっても飽きずに使用できます。
また、販売店では、シーズンオフにセールが行われるケースも多く、時期を見計らえば来年用としてお得に購入するチャンスもあります。
インターネットショップ
店舗に足を運ぶ時間が取れない場合や近隣に販売店がない場合には、ネット通販を活用するのが便利です。自宅にいながら多彩なデザインや機能を比較できるため、子どもに合ったプールバッグをゆっくり選べます。
しかし、写真や説明文だけでは質感や実際の大きさが分かりづらい場合もあるため、商品ページのサイズ表記や素材情報をしっかり確認しましょう。また、レビューを参考にするのもおすすめです。
【年齢別】おすすめのプールバッグタイプ
次は、年齢別のおすすめのプールバッグタイプについて解説します。
- 年少(3〜4歳)
- 年中〜年長(4〜6歳)
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
年少(3〜4歳)
年少の子どもには、扱いやすさを重視したトート型のプールバッグが向いています。やわらかくて軽い素材なら、体に負担がかかりにくく、安心して持たせられます。
開口部が大きいタイプは中身が見やすく、荷物の出し入れもスムーズにできるため、まだ整理整頓が苦手な年齢でも使いやすい点が魅力です。収納スペースは必要最低限にとどめ、園から指定された持ち物だけを入れられる設計にすると、子ども自身が迷わず使用できて便利です。
年中〜年長(4〜6歳)
年中・年長の子どもは、自分で荷物の管理ができるようになるため、収納力に優れたリュック型やボストン型が活躍します。内部に仕切りやポケットがあるタイプを選べば、濡れた水着と乾いた衣類を分けて持ち帰るのにも便利です。
また、子ども自身が選んだお気に入りのデザインを取り入れると、毎日の準備が楽しくなります。
年少(3〜4歳)におすすめのプールバッグ5選
次は、年少(3〜4歳)におすすめのトート型のプールバッグをご紹介します。
- ボストンバッグ きかんしゃトーマス ブルー
- PUPPAPUPO プールバッグ
- COLORFUL CANDY STYLE プールバッグ
- Ocean&Ground プールバッグ JIMBRAN
- アンパンマン ビーチバッグ
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.ボストンバッグ きかんしゃトーマス ブルー
きかんしゃトーマスがデザインされたプールバッグは、小さな子どもに人気のアイテムです。透明感のあるブルーのビニール素材が涼しげで、夏のプールシーンに最適です。
また、ネームホルダーが裏面についているため、園や外出先での取り違え防止にも役立ちます。さらに、ダブルファスナー仕様で開け閉めがしやすく、子どもでも自分で荷物をスムーズに出し入れできます。
2.PUPPAPUPO プールバッグ
「PUPPAPUPO」の巾着袋付きプールバッグは、くすみカラーのパイピングがポイントで、見た目のかわいさと機能性を兼ね備えたアイテムです。クリア素材には、非フタル酸PVCを使用しており、よごれてもサッと拭くだけで手入れの負担が減らせます。
また、中身を見せたくないときは巾着で目隠しできるため安心です。肩掛けできる長めの持ち手がついており、子どもでも楽に荷物を出し入れできます。
3.COLORFUL CANDY STYLE プールバッグ
「COLORFUL CANDY STYLE」のプールバッグは、年少児にも使いやすいトート型デザインが特徴です。広めの開口部にはスナップボタンが付いており、荷物の出し入れがしやすいだけでなく、中身がこぼれにくくなっています。
また、ビニール素材で濡れても安心のため、水遊びのあともそのまま収納が可能です。持ち手は小さな手にもなじみやすく、鮮やかな柄や色使いも魅力で、子どもの「自分で持ちたい」という気持ちを後押ししてくれます。
4.Ocean&Ground プールバッグ JIMBRAN
「Ocean&Ground」のトート型プールバッグは、フリル付きの持ち手が目を引くだけでなく、かわいらしさと機能性を兼ね備えています。クリア素材にリボンの光沢がアクセントとなり、上品な印象を与えてくれます。
見た目はすっきりしていますが、マチがしっかり確保されているため、水着やタオル、サンダル、ゴーグルなど必要なアイテムもまとめて収納が可能です。チャコールやくすみカラーの落ち着いた色合いも魅力で、キュートながらも大人っぽさを感じるデザインが人気です。
5.アンパンマン ビーチバッグ
アンパンマンのイラストが描かれた子ども用プールバッグは、幼児にぴったりのアイテムです。トート型で開口部に留め具がなく、荷物の出し入れがスムーズにできるため、小さな子でも扱いやすい設計です。
さらに、ラミネート加工が施されているため、水着やタオルなど濡れた物を入れても水が染み出す心配がありません。大好きなキャラクターと一緒なら、子どもも楽しく持ち運びできるため、はじめてのプール活動にも心強いバッグです。
年中〜年長(4〜6歳)におすすめのプールバッグ5選
次は、年中〜年長(4〜6歳)におすすめのプールバッグについて紹介します。
- Ocean&Ground プールバッグ LAGUNA
- ポケットモンスター 2層プールバッグ
- コンバース ボンサック プールバッグ
- アリサナ ナップサックプールバッグ
- ニシオ ボンサック 2層式 プールバッグ
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.Ocean&Ground プールバッグ LAGUNA
「Ocean&Ground」のドラム型子ども用プールバッグは、ラミネート加工された素材を使用しており、濡れたアイテムも安心して収納できる高い撥水性が魅力です。ファスナーで大きく開く開口部は中身が見やすく、ざっくりと荷物を入れられるため、準備や片付けもスムーズです。
また、手提げとしてもショルダーバッグとしても使える2WAY仕様で、シーンに応じた持ち方ができます。ショルダーベルトは長さ調節ができるため、体に合わせて快適にフィットしやすい設計になっています。
2.ポケットモンスター 2層プールバッグ
2024年版のポケモンデザインが魅力の2層構造プールバッグは、実用性と遊び心を兼ね備えたアイテムです。上下で分けて収納できる仕切り付きのデザインは、濡れた水着とタオル、乾いた着替えを分けて入れられるため便利です。
さらに、中央のファスナーが大きく開くので出し入れもスムーズです。ナップサック型で肩に背負える仕様になっており、サイズは28×40×17.5cmと容量に余裕もあります。
3.コンバース ボンサック プールバッグ
スニーカーブランドとして知られる「コンバース」のボンサック型プールバッグは、年中から年長の子どもに最適な機能性が魅力です。二重底の設計により、濡れた水着やタオルを他の荷物と分けて収納できます。
底部分にはメッシュ生地が使われており、通気性が良く乾きやすい点も嬉しい仕様です。開口部は巾着タイプで、力加減が未熟な子どもでも扱いやすくなっています。ネームタグやリフレクター付きで、安全面にも配慮されているバッグです。
4.アリサナ ナップサックプールバッグ
「アリサナ」のプールバッグは、2層構造のリュックタイプのため、プールだけでなくレジャーにも最適です。上下で荷物を分けられる構造のため、水着やラッシュガードと小物を整理しやすく、実用性も抜群です。
透明素材を取り入れたおしゃれな外観に、キラキラのラメやかわいいハートチャーム付きのファスナーがアクセントとなっています。また、通気穴付きで、濡れたアイテムも蒸れにくく快適に持ち運べます。さらに、底部にはクッション芯が入っているため、型崩れしにくく安定感もあります。
5.ニシオ ボンサック 2層式 プールバッグ
「ニシオ」のプールバッグは、明るくカラフルなデザインが目を引く、2層構造のボンサック型で、使いやすさと見た目のかわいさを両立しています。底部分が独立した収納スペースになっており、濡れたタオルや水着を分けて入れられるため衛生的です。
また、巾着式の開口部は大きく開くので中身の出し入れも簡単です。手持ちとしても、肩にかけてリュックのようにも使える2WAY仕様で、シーンに合わせた使い分けができます。
プールバッグへの名前の記入方法
保育園で使用するプールバッグにも、必ず名前を記入する必要があります。紛失を防ぐためには、外側の目立つ場所と内側の両方に名前を記載するのが効果的です。
バッグにネームタグがあれば活用して、ない場合は防水シールや油性ペンを使って記名しましょう。最近では、デザインを損なわず貼れるおしゃれな防水ステッカーや、アイロンで簡単に取り付けられるお名前シールも人気です。
また、使用頻度が高い時期には、名前が消えかけていないかチェックも忘れないようにしましょう。
なお、おすすめのお名前シールについては、こちらの記事でご紹介しています。
プールバッグの収納とお手入れの方法
次は、プールバッグの収納とお手入れの方法について紹介します。
- 使用後のケア
- オフシーズンの収納方法
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
使用後のケア
プールバッグは使用後のケアを怠ると、カビや悪臭の原因になります。このため、中身をすぐに取り出したあとは、バッグ全体を水洗いするか、ぬるま湯を含ませた布で拭き取るのが基本です。
そのあとは、風通しのよい場所でしっかり乾燥させましょう。PVC素材は湿気がこもりやすいため、裏返して干すと早く乾きます。布製の場合は、底面に砂やよごれがたまりやすいため、念入りに確認しましょう。
オフシーズンの収納方法
プールシーズンが終わったら、しっかり乾かして、折りたたまず形を保ったまま通気性のよい場所で保管します。湿気がこもらないように、乾燥剤や防カビシートを一緒に入れておくと安心です。
次のシーズンに慌てないためにも、名前が消えていないか、キーホルダーなどのパーツが取れていないか確認しておきましょう。また、水着やタオルも一緒にまとめておけば、次年度の準備がスムーズです。
まとめ
本記事では、保育園におすすめのプールバッグや選び方のポイント、購入場所、プールバッグの名前の記入方法やお手入れ方法などをご紹介しました。
保育園や幼稚園でのプール活動に欠かせないプールバッグは、濡れた水着やタオルを安心して持ち運ぶための大切なアイテムです。素材や形状、収納力、開閉のしやすさといったポイントを押さえて選べば、子ども自身も使いやすくなります。
年少児には軽くて扱いやすいトート型、年中〜年長児には収納力に優れたリュック型やボストン型がおすすめです。選び方のポイントを押さえて、安心して夏のプールシーズンを迎えましょう。