子どものために絵本を選ぼうとしても「どの絵本が今の年齢に合っているのだろう?」「せっかくなら、子どもの成長に繋がる良い本を選びたい」と悩んでしまう経験はありませんか。
この記事では、年齢別の発達段階に合わせた選び方の具体的なステップから、目的や課題を解決する絵本の見つけ方、長く愛せる一冊を見極めるコツまで網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたの子どもにぴったりの最高の絵本を選べるようになります。
【年齢別】子どもの成長に合わせた絵本の選び方とは?
子どもの発達段階に合わせた絵本を選ぶのは、成長を効果的にサポートするためにも大切なことです。年齢ごとに、子どもが世界をどのように認識し、何を楽しいと感じるかは大きく異なります。
ここでは、0歳から6歳までを4つのステップに分け、それぞれの時期に最適な絵本の選び方を具体的に解説します。子どもの「今」にぴったりの一冊を見つけるための参考にしてみてください。

それぞれの年齢でおすすめの絵本もご紹介します。実際に子どもたちに何度も読み聞かせをして、セリフや内容を覚えているものばかりです!きっとお子さんたちも好きになりますよ!
【0歳】五感を刺激する絵本
0歳の赤ちゃんにとって、絵本は「読む」ものというより「体験する」ものです。この時期は、視覚、聴覚、触覚といった五感を豊かに刺激する絵本を選びましょう。
まだ視力が発達していないため、はっきりとしたコントラストの絵や、カラフルな色彩のものが認識しやすいです。また、「がたんごとん」「ふわふわ」といった擬音語・擬態語が繰り返される、リズム感の良い言葉の絵本は、耳に心地よく響き、親子のコミュニケーションを深めます。
布や木でできた絵本や、さまざまな手触りが楽しめる仕掛け絵本も、赤ちゃんの好奇心をくすぐり、脳の発達を促すのに最適です。
【1~2歳】言葉の発達を促す絵本
1〜2歳は、少しずつ言葉を理解し、話し始める大切な時期です。この時期の絵本選びでは、子どもの語彙力が豊かになるかを意識しましょう。
身の回りのもの(動物、食べ物、乗り物など)の名前が覚えられる、シンプルな絵と言葉で構成された絵本がおすすめです。「こんにちは」「ありがとう」といった挨拶や、簡単な日常のやり取りが描かれている絵本は、言葉の使い方を自然に学ぶきっかけになります。
また、「だるまさんが」シリーズのように、親子で真似して体を動かせる参加型の絵本も、楽しみながら言葉と体の動きを結びつけるのに役立ちます。
【3~4歳】物語の世界を楽しむ絵本
3〜4歳になると、自我が芽生えて想像力が豊かになり、簡単なストーリーを理解できるようになります。この時期からは、少し長めの物語が描かれた絵本に挑戦してみましょう。
喜怒哀楽といった感情が描かれている物語は、子どもが自分や他人の気持ちを理解する手助けとなり、社会性の基礎を育みます。また、少しドキドキするような冒険の物語や、ユーモアあふれるお話は、子どもの心を惹きつけ、絵本の世界に没頭する喜びを教えてくれます。
「なぜ?」「どうして?」と質問が増える時期でもあるため、物語を通して子どもの知的な好奇心を引き出しましょう。
【5~6歳】考える力を育む絵本
5〜6歳は、物事を論理的に考えたり、相手の立場に立って考えたりする力が伸びてくる時期です。少し複雑なストーリーや、教訓を含む物語にも触れさせてみましょう。
物語の登場人物の気持ちを考えさせたり、「もし自分だったらどうする?」と問いかけたりすると、思考力や共感力を育めます。また、科学的な知識や自然の不思議などをテーマにした絵本は、小学校入学後の学びに繋がる探究心を刺激します。
少し文字量の多い絵本に挑戦し、自分で読む楽しさを知るきっかけを作るのもおすすめです。この時期の絵本体験が、将来の読書習慣へと繋がっていきます。
子どもの「好き」を伸ばす絵本の選び方3つのコツ
子どもの成長にとって絵本が重要だと分かっていても、当の本人が興味を示してくれなければ意味がありません。
ここでは、子どもが夢中になり、「もっと読みたい!」と思えるような絵本の選び方のコツを3つご紹介します。子どもの「好き」という気持ちを大切にするのが、絵本を好きになる一番の近道です。
興味・関心に寄り添う
最も大切なのは、子どもの興味や関心に寄り添う点です。たとえば、電車が好きな子には乗り物の絵本、動物が好きな子には動物がたくさん出てくる絵本を選んであげましょう。
自分の好きなものがテーマになっていると、子どもは自然と絵本に惹きつけられ、内容にも集中しやすくなります。普段の遊びや会話のなかから、子どもが何に夢中になっているかを観察するのが、絵本選びのヒントになります。
「これが好きだから、この絵本を読んでみようか」と声をかけると、子どもの「好き」という気持ちを肯定し、自己肯定感を高める効果も期待できますよ。

やっぱり興味がある絵本とそうでない絵本では、子どもの食いつき方が違います。我が家では、毎日3冊の絵本を読み聞かせしていますが、好きなテーマの絵本と新しいジャンルの絵本を交互に読み聞かせるのがおすすめです!
図鑑や写真絵本も活用する
絵本は物語だけではありません。リアルな写真が満載の図鑑や、美しい写真で構成された絵本も、子どもの好奇心を強く刺激します。
たとえば、昆虫の図鑑を見ながら公園で見つけた虫の名前を一緒に調べたり、海の生き物の写真絵本を見て水族館への期待を膨らませたりするのも素敵な体験です。
物語を読むのが少し苦手な子でも、図鑑や写真絵本であれば、興味のあるページを好きなだけ眺めて楽しめます。知識を深めるだけでなく、子どもの探究心を引き出し、学ぶ楽しさを知るきっかけとして大いに活用しましょう。
親子で一緒に楽しむ姿勢
子どもにとって、絵本の時間は親に甘えられる特別な時間でもあります。親自身が楽しんで読み聞かせをするのが、子どもが絵本を好きになるための重要な要素です。
書店や図書館に行った際には、「お母さんはこの絵が好きだな」「このお話、面白そうだね」というように、親の好みも伝えながら一緒に選んでみましょう。親子で「これ、面白いね!」と共感し合えた絵本は、きっと特別な一冊になります。
無理に読ませようとせず、あくまで親子間のコミュニケーションツールとして絵本を捉え、楽しい時間を共有する姿勢を大切にしてください。

私もついつい「もっと真剣に聞いて!」なんて言ってしまったことがあったんですが、絵本って本来は楽しいものですよね。肩の力を抜いて、子どもと一緒に物語の世界を楽しむことが一番大切だと感じています。
【目的・課題別】心を育む絵本の選び方4つのテーマ
絵本は、子どもの成長過程で直面するさまざまな課題を乗り越える手助けをしてくれる強力なツールです。物語の力を借りれば、しつけや生活習慣を楽しく学んだり、豊かな心を育んだりできます。
ここでは、子育ての悩みや目的に合わせた絵本の選び方を4つのテーマに分けてご紹介します。子どもの心の成長をサポートする一冊を見つけましょう。
社会性や思いやりを育むテーマ
お友達との関わり方を学び始める幼児期には、社会性や思いやりの心を育む絵本が役立ちます。たとえば、友達と協力する大切さや、自分の気持ちの伝え方、相手の気持ちを考える姿勢などが描かれた物語がおすすめです。
▼おすすめの絵本はこちら
生活習慣を楽しく身につけるテーマ
歯磨きやトイレトレーニング、好き嫌いの克服など、日々の生活習慣は親にとっても子どもにとっても根気のいる課題です。そんな時は、関連するテーマの絵本を読んでみましょう。
絵本の主人公が楽しそうに歯を磨いたり、野菜をおいしそうに食べたりする様子を見ると、子どもは「自分もやってみよう」という気持ちになりやすくなります。叱るのではなく、絵本を使って楽しく導くと、子どもの自主性を引き出せます。
好奇心や探究心を引き出すテーマ
子どもの「なぜ?」「どうして?」という疑問は、知的な成長の証です。その尽きない好奇心を満たし、さらに伸ばしてあげるような絵本を選びましょう。
宇宙の不思議、恐竜の世界、科学の実験など、子どもの知的好奇心をくすぐるテーマの絵本はたくさんあります。物語形式で分かりやすく解説してくれる科学絵本や、仕掛けをめくると仕組みが分かるような絵本は、子どもを夢中にさせます。
こうした絵本を通じて得た驚きや発見は、「もっと知りたい」という探究心に火をつけ、学ぶ楽しさを教えてくれます。
自己肯定感を高めるテーマ
自己肯定感、つまり「自分は自分でいいんだ」と思える感覚は、子どもが健やかに生きていく上で非常に大切な心の土台となります。絵本選びにおいても、この視点を大切にしましょう。
主人公失敗を乗り越えて成長する物語や、短所だと思っていた点が実は長所だったと気づく物語は、子どもに勇気を与えます。また、どんなあなたでも大切だよ、という無条件の愛情が伝わるような絵本は、子どもの心を安心感で満たしてくれます。
絵本を通じて、自分を大切に思う気持ちを育んであげましょう。
「社会性」「生活習慣」「自己肯定感」…子どものためには、良い絵本を選びたいですよね😊でも、数ある絵本の中からぴったりの一冊を毎回探し出すのは本当に大変です😥このような悩みを解決するのが、絵本の定期購読サービス「WORLDLIBRARY Personal」です✨
このサービスは、月額1,300円(送料込み)で、絵本の専門家が世界30カ国以上の絵本から、お子さんの年齢に最適な一冊を選んで毎月届けてくれます。
後悔しない!良質な絵本を見極める3つのポイント
せっかく購入するなら、子どもが気に入ってくれて、長く大切にできる「ハズレのない」一冊を選びたいものです。「買って損をしたくない」という思いに応えるため、ここでは良質な絵本を見極めるための3つのポイントをご紹介します。
多くの人に愛され続ける絵本には、それだけの理由があります。これらのポイントを参考に、親も子も満足できる絵本を選びましょう。
長く読み継がれる定番・名作を選ぶ
どの絵本にすれば良いか迷った際は、ロングセラーや定番として長く読み継がれている名作から選ぶと確実です。世代を超えて愛される絵本は、ストーリーの普遍性や心に残るメッセージ、そして子どもを惹きつける魅力が凝縮されています。
書店で平積みにされていたり、ランキングで常に上位に挙げられたりする作品は、それだけ多くの親子に支持されてきた証拠です。
絵の美しさやデザインで選ぶ
絵本は、物語だけでなく「絵」も楽しむ芸術作品です。子どもだけでなく、親であるあなた自身の心にも響くような、美しい絵やデザインの絵本を選んでみましょう。
絵のタッチや色使いは、子どもの感性や色彩感覚を豊かに育みます。優しい水彩画、はっきりとしたイラスト、繊細な切り絵など、さまざまなスタイルの絵本があります。親が「この絵、素敵だな」と思える本であれば、読み聞かせの時間もより楽しいものになります。
親子で一緒に「お気に入り」の絵を見つける喜びも、絵本の醍醐味の1つです。
丈夫で安全な作りかを確認する
小さい子ども向けの絵本を選ぶ際には、作りが丈夫で安全かどうかも重要なチェックポイントです。赤ちゃんは絵本を舐めたりかじったりする場合もあるため、角が丸く加工されているボードブック(厚紙絵本)は安全性が高くおすすめです。
また、何度も繰り返し読む点を考えると、破れにくく、しっかりとした製本の絵本が長持ちします。長く手元に置いておきたい一冊だからこそ、物理的な品質にも注目しましょう。
絵本の選び方に迷ったら「定期購読サービス」がおすすめ
「子どもに色々な絵本を読ませたいけど、どれを選べばいいか分からない」そんな悩みを解決する選択肢として、絵本の定期購読サービスがあります。
株式会社ワールドライブラリーが運営する「WORLDLIBRARY Personal」は、月額1,300円で、世界30カ国以上の絵本の中から毎月1冊を家庭に届けてくれるサービスです。
最大の魅力は、専門家が子どもの年齢に合わせて最適な一冊をセレクトしてくれる点にあります。これにより、親は絵本選びの負担から解放され、普段書店では見かけないような多様な文化やデザインの絵本を楽しめます。
なお、おすすめの絵本定期購読サービスについては、こちらの記事でもご紹介しています。
絵本の選び方でよくある3つの質問
「絵本はいつから始めたらいいの?」「読み聞かせって、本当に効果があるの?」「本が苦手な親でも大丈夫かな…」絵本選びや読み聞かせには、こうした疑問や不安がつきものです。
ここでは、多くの方が抱える3つの代表的なお悩みにQ&A形式でお答えします。基本的な考え方を知ることで肩の力が抜け、もっと自信を持って、気軽に親子で絵本を楽しめるようになるはずです。
質問1. 絵本の読み聞かせは何歳から始めるべきですか?
「一体いつから始めればいいの?」という疑問は非常に多く聞かれますが、結論から言うと「思い立った時が始め時」です。特定の何歳からという基準はありません。
たとえば、多くの自治体で実施されているブックスタート事業では、生後数ヶ月の赤ちゃんを対象にしています。この時期の赤ちゃんは、物語を理解するわけではありませんが、親の優しい声の響きや、カラフルな絵本の色、ページをめくるリズムそのものを楽しんでいます。
絵本の読み聞かせで大切なのは、親子のふれあいの時間を持つことです。
質問2. 絵本の読み聞かせには、どのような効果があるのですか?
絵本の読み聞かせがもたらす効果は、1つではありません。言葉を覚え語彙力が豊かになる、物語を追うことで集中力が養われる、多様な世界に触れて想像力が育まれるといった、学習面のメリットはよく知られています。
しかし、それ以上に大切なのが、親子の絆を深め、子どもの情緒を安定させるという心理的な効果です。親の愛情に包まれながら物語の世界に浸る時間は、子どもにとって何よりの安心感となり、自己肯定感の土台を育みます。
質問3. 親自身が本を読まないのですが、子どもに影響はありますか?
「絵本を読まない親だから、子どもに申し訳ない」と感じる必要は全くありません。大切なのは、親が読書家であることではなく、子どもが絵本と触れ合う楽しい時間を作ってあげることです。
読み聞かせが苦手なら、無理に読む必要はありません。一緒に絵を眺めながら「ワンワンがいるね」「赤いリンゴだね」と話しかけるだけでも、立派なコミュニケーションです。絵本を「読ませるもの」ではなく、「親子の会話のきっかけを作るツール」と捉えてみてください。

私も決して読書家というわけではないのですが、子どもとの絵本の時間は本当に宝物です。難しく考えずに、一緒に絵を見て、感じたことを言葉にするだけでも、素敵なコミュニケーションになりますよ。
まとめ
絵本の選び方においては、子どもの年齢や発達段階を理解することが基本です。0歳なら五感を刺激するもの、1〜2歳なら言葉を覚える手助けになるもの、3歳以降は物語性のあるものへとステップアップしていくのが理想的です。
また、子どもの「好き」という純粋な好奇心を尊重し、乗り物や動物など興味のある分野の絵本を選ぶ点も、読書への意欲を引き出す上で非常に重要になります。
さらに、社会性や生活習慣を育むといった目的を持って選んだり、ロングセラーや親も好きになれるデザインといった「失敗しない」視点を取り入れたりすると、絵本は単なる娯楽を超え、子どもの成長を力強くサポートするツールとなります。
この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひ子どもにとって最高の一冊を見つけて、親子の豊かな読み聞かせタイムをお過ごしください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。絵本選びは、子どもの未来を豊かにする素晴らしい投資です。その第一歩を、専門家と一緒に、そして世界中の名作と一緒に踏み出してみませんか?