初節句の節目に「何もしないのはあり？」「食事会を開くべき？」と悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。初節句は、家庭の事情や価値観によって、必ずしも盛大にお祝いをする必要はありませんが、子どもや祖父母に向けた気持ちを表現する場でもあります。
本記事では、初節句のお祝いの基本情報や何もしないでよいのか迷った場合の判断基準についてご紹介しています。また、食事会をしない場合のお祝い方法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
初節句のお祝いの基本情報
まず、初節句のお祝いの基本情報について解説します。
- 女の子の初節句
- 男の子の初節句
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
女の子の初節句
3月3日は「桃の節句」として知られ、女の子の健やかな成長を願う大切な日です。本来は厄払いの意味を持つ行事で、現在ではひな人形を飾り、家族でお祝いをする風習が定着しています。
ひな人形は厄除けの役割を持ち、桃の花には魔除けや長寿を願う意味があります。また、ひなまつりの祝い膳としては、彩り豊かなちらし寿司や、縁起のよいはまぐりのお吸い物が定番です。伝統を大切にしながら、家族で楽しく過ごす日として受け継がれています。
男の子の初節句
5月5日は「端午の節句」として知られ、男の子の健やかな成長と幸せを願う伝統の日です。この日は、鎧や兜を模した五月人形を飾り、こいのぼりを立てる風習があります。
こいのぼりは力強く泳ぐ鯉のように、たくましく育つことを願う意味が込められています。また、端午の節句には邪気を払うとされる菖蒲を用いる習慣があり、菖蒲湯に入ることで無病息災を祈るのも伝統的な風習です。お祝いの食事として、柏餅やちまきを食べるのも欠かせません。
初節句に何もしないのはあり？食事会を開くべき？
次に、初節句に何もしないのはありかについて解説します。
- 食事会を開催しなければならないというルールはない
- 食事会にはお祝い返しの意味がある
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
食事会を開催しなければならないというルールはない
初節句のお祝いは、家庭の考え方や状況に応じて自由に決められます。盛大に祝う家庭もあれば、特別なお祝いはせず家族だけで静かに過ごす家庭もあります。
一生に一度の節目ではありますが、必ずしも大きな食事会やイベントを開く必要はありません。無理のない範囲で、記念に写真を撮ったり、ささやかにお祝いの食事を用意したりするだけでも十分です。赤ちゃんの成長を家族で喜び、思い出に残る時間を過ごすことが何よりも大切です。
食事会にはお祝い返しの意味がある
初節句の食事会は、家族や祖父母と赤ちゃんの成長を祝う貴重な機会の場でもあります。お祝いをいただいた方を会に招くと、感謝の気持ちを伝えられます。
しかし、開催するかはそれぞれの家庭事情や地域の習慣によって異なるため、無理のない範囲で決めてください。まずは、夫婦で話し合い、招待する人や会の内容を考えておくとスムーズです。
初節句に何もしないでよいのか迷った場合の判断基準
次に、初節句に何もしないでよいのか迷った場合の判断基準について解説します。
- 祖父母が遠方に住んでいる場合
- 祖父母が近隣に住んでいる場合
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
祖父母が遠方に住んでいる場合
遠方に住む祖父母がいる場合、無理に初節句の食事会に招待する必要はありません。長距離の移動が負担になる可能性があるため、祖父母の体調や都合を優先して考えましょう。
参加が難しい場合は、家族だけでお祝いをして、その様子を写真や動画で伝えるのも1つの方法です。お礼の気持ちを込めて、赤ちゃんの写真やメッセージを添えた手紙を送るのもおすすめです。
祖父母が近隣に住んでいる場合
祖父母が近くに住んでいる場合は、初節句のお祝いとして食事会を開くのもおすすめです。赤ちゃんの成長を見てもらうよい機会でもあり、家族の親睦を深める場にもなります。しかし、全員の都合が合わない場合や、家庭の事情で開催が難しい場合もあります。
その場合は、事前に祖父母へ相談して、無理のない形でお祝いを考えましょう。食事会が難しい場合は、お礼のメッセージを添えた赤ちゃんの写真を送るなど、気持ちを伝える工夫が大切です。
なお、祖父母への写真のプレゼントには、こちらのフォトブックがおすすめです。日頃の感謝の気持ちを込めて、フォトブックを贈ってみてはいかがでしょうか。
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初節句に食事会をしない場合のお祝い方法
次に、初節句に食事会をしない場合のお祝い方法について紹介します。
- 家族だけでお祝いする
- お茶会スタイルを選ぶ
- 記念写真を撮影する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
家族だけでお祝いする
お祝いの形式にこだわらず、家庭のスタイルに合わせると、温かい思い出になります。このため、1か月前を目安に女の子ならひな人形、男の子なら五月人形を飾ると、より節句らしさが感じられます。
お飾りを選ぶ際は、設置スペースや収納場所を事前に確認すると安心です。また、当日は縁起のよい料理を用意して、家族で楽しく過ごすと、赤ちゃんの成長を祝う素敵な1日になります。
お茶会スタイルを選ぶ
食事会の準備が難しい場合は、14～15時ごろに親族や友人を招き、ケーキや軽食を楽しむ形なら、準備の負担を減らせます。飲み物はお茶やコーヒー、紅茶などを用意すると、会話を楽しみながらリラックスした時間を過ごせます。
また、料理を出す手間が少なく、経済的な負担も抑えられる点が魅力です。室内にひな人形や五月人形を飾ると、節句の雰囲気がより華やかになります。
記念写真を撮影する
食事会を開くのが難しい場合や遠方の親族が参加できない場合は、赤ちゃんの写真を送って気持ちを伝えるのも1つの方法です。初節句は一生に一度の特別な節目であるため、当日の様子を写真に残しておくとよい記念になります。
赤ちゃんの成長を感じられる姿を撮影して、メッセージを添えて送ると、受け取った方にも喜ばれます。写真をアルバムにまとめたり、デジタルで共有したりするのもおすすめです。無理のない形でお祝いの気持ちを伝えましょう。
なお、初節句の写真を記念に残す場合、こちらのフォトブックがおすすめです。データとして溜まりがちな写真をフォトブックという形で残せば、子どもにとっても記念のアルバムになります。
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初節句のお祝いをいただいたときのマナー
次に、初節句のお祝いをいただいたときのマナーについて紹介します。
- 食事会に招待する場合は内祝いは不要
- 食事会を開かない場合は内祝いを贈る
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
食事会に招待する場合は内祝いは不要
初節句の食事会を開く場合、基本的にお祝いをいただいた方を招待するのが、お返しの代わりとなります。食事会に参加された方へ感謝の気持ちを込めて、ちょっとした手土産を準備するのもおすすめです。
桃の節句なら「ひし餅」や「ひなあられ」、端午の節句なら「柏餅」が人気です。また、外食を選ぶ場合、コースに手土産が含まれている場合もあるため、予約時に確認しておきましょう。
食事会を開かない場合は内祝いを贈る
食事会を開かない場合や遠方の親族が参加できない場合は、お祝いをいただいた方へ内祝いを贈るのがおすすめです。一般的に、お返しの品はいただいた金額の1/3～1/2程度が目安ですが、高額な場合は無理のない範囲で問題ありません。
お菓子やタオルなどの日用品、好みに合わせて選べるカタログギフトも人気です。祖父母には、赤ちゃんの名前入りのグッズや写真付きのフォトフレームが喜ばれます。お礼状を添えて赤ちゃんの写真を送ると、より感謝の気持ちが伝わります。
まとめ
本記事では、初節句のお祝いの基本情報や何もしないでよいのか迷った場合の判断基準、食事会をしない場合のお祝い方法についてご紹介しました。
初節句は、赤ちゃんが生まれて初めて迎える特別なお祝いの日です。女の子は3月3日のひな祭り、男の子は5月5日に端午の節句を祝うのが一般的ですが、食事会を開くべきか迷う方もいます。
食事会を開かなければならない決まりはありませんが、お祝い返しの意味を込めて行う家庭もあります。このため、祖父母や家族の意向を考慮しながら、最適な形を選びましょう。
食事会をしない場合でも、家族だけでのお祝いやお茶会スタイル、記念写真を撮影するなどの方法で、子どもが生まれてきた喜びを伝えられます。もし、お祝いをいただいている場合は、食事会に招待すれば内祝いは不要ですが、開かない場合は内祝いを贈るのがマナーです。
このように、家族の状況に合わせて、無理のない形で初節句をお祝いしましょう。
なお、初節句の写真を記念に残す場合、こちらのフォトブックがおすすめです。データとして溜まりがちな写真をフォトブックという形で残せば、子どもにとっても記念のアルバムになります。
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