「子どもに英語教材を買ってあげたいけど、種類が多すぎて選べない…」「高額な教材も多いし、買って失敗したらどうしよう…」そんな不安を感じていませんか。
幼児期の英語教材選びで最も大切なのは、価格や機能性ではありません。子どもが英語を「勉強」としてではなく、「楽しい遊び」として夢中になれるかどうかの一点です。
この記事では、教材選びで失敗しないための具体的な3つのステップをご紹介します。
・ステップ①お子さんの「好き」を観察する
・ステップ②「遊び」の延長線上で教材を選ぶ
・ステップ③親も一緒に楽しむ姿勢を見せる
この記事では、幼児におすすめの英語教材5選から、選び方の具体的なステップ、英語教材のメリット・デメリットまで詳しく解説します。
子ども（幼児）におすすめの英語教材5選
まずは、それぞれの教材の特徴や対象年齢、価格などを一覧表で比較してみましょう。ご家庭のニーズに合う教材を見つける参考にしてください。
◆子ども（幼児）におすすめの英語教材 比較表
比較表で大まかな違いを確認したところで、各教材の詳しい内容についてみていきましょう。
教材①Goomies ENGLISH FOR KIDS
キッズ向けの英語学習DVD「グーミーズ」は、子どもたちが楽しく英語に触れられる工夫が満載です。全30話・合計90分のコンテンツで、1話あたり約3分と短いため、集中力が続かない小さな子どもでも飽きずに楽しめます。
また、アニメや歌で英単語の学習が盛り込まれており、日常のちょっとした時間に気軽に再生できるのも魅力です。愛らしいキャラクターたちと一緒に英語が学べるため、子どもも自然と英語に興味を持ち、無理なく学習に取り組めます。
なお、公式サイトで会員登録（無料）すれば、3,900円（税込）の10％OFF（3,600円）で購入できるため、購入を検討している方は、公式サイトで会員登録をするのがおすすめです。
教材②うっかりペネロペ
参考：うっかりペネロペ
「うっかりペネロペ」の英語学習DVDは、子どもたちが楽しみながら英語に触れられる構成が魅力です。可愛らしいコアラのキャラクター、ペネロペと一緒に、日常生活で使える英単語やフレーズを自然に学べる内容になっています。
また、ネイティブスピーカーによる英語吹き替えのアニメーションに、それぞれの話ごとにプラスされた2分の英語レッスンがついているため、シーンに関連する英語表現を楽しく習得できます。親しみやすいストーリーと温かみのあるタッチで、繰り返し視聴して学習が続けやすい点が特徴です。
なお、こちらの英語教材も公式サイトで会員登録（無料）すれば、3,900円（税込）の10％OFF（3,600円）で購入できます。人気の英語教材を無料の会員登録でお得にゲットしましょう。
教材③Miraico English
「Miraico English（ミライコイングリッシュ）」は、NHKラジオ「基礎英語」の講師が監修した、オールイングリッシュで学べる子ども向け英語教材です。おもちゃなどの付属品はなく、DVDとCDのみを使ったシンプルな教材構成で、映像を通して英語のまま学ぶスタイルが採用されています。
また、ネイティブスピーカーによる発音でフォニックスも学べるため、アルファベットの読み方や発音が身につきやすく、子どものリスニング力を伸ばせます。公式サイトから無料サンプル映像を視聴できるため、子どもの反応を確認してみてください。
教材④こどもちゃれんじEnglish
「こどもちゃれんじEnglish」は、しまじろうと一緒に楽しく英語を学びながら、子どもの成長に合わせた英語学習をサポートするサブスクリプション型教材です。教材は年齢に応じたおもちゃや絵本、映像配信が2か月に1度届き、新しい教材が子どもの学習意欲を刺激します。
また、ネイティブスピーカーによる音声も採用されており、自然な発音に触れながら英語力を伸ばせます。さらに、5年間で1,800語以上の単語に触れるカリキュラム設計で、英語に親しみながら学べる点が魅力です。
教材⑤Sanrio English Master
「Sanrio English Master（サンリオイングリッシュマスター）」は、子どもが楽しく学べる工夫が詰まった英語教材です。オリジナルキャラクターの「BUDDYEDDY（バディエディ）」とともに、交流を通して自然に英語を身につけられます。
発話を促すために、ぬいぐるみやマイク型のおもちゃが用意されており、声に出して英語を練習する機会が多くあり、インプットだけでなくアウトプットにも力を入れている構成が魅力です。
また、サンリオピューロランドにて英会話アトラクションと連動したイベントも開催予定で、子どもの興味を引きつけながら英語力を高める体験ができる点が特徴です。
子ども（幼児）の英語教材選びで失敗しないための3つのステップ
「高額な教材を買ったのに、子どもが全く興味を示さなかった…」という失敗は避けたいですよね。ここでは、子どもにピッタリの英語教材を選ぶための3つのステップをご紹介します。
ステップ①お子さんの「好き」を観察する
まずは、お子さんが今何に夢中になっているかをじっくり観察しましょう。電車が好き、動物が好き、歌ったり踊ったりするのが好き、静かに絵本を読むのが好きなど、興味の対象は一人ひとり違います。
子どもの「好き」という強い動機は、英語学習の最大のエネルギー源です。筆者の次男も、車が大好きなため、車が登場する映像であれば食い入るように見ています。また、保育園から帰るなり「ブーブーして！」という催促もお決まりになりました。
興味のない教材を無理に与えても、それは「勉強」になってしまい、子どもはすぐに飽きてしまいます。まずは、お子さんの「好き」の傾向を把握することが、教材選びの第一歩です。
ステップ②「遊び」の延長線上で教材を選ぶ
子どもの「好き」がわかったら、それを英語に結びつけられる教材を選びます。英語を「学習」させるのではなく、あくまで「遊び」のツールとして提供するのです。たとえば、電車が好きなら英語の電車の絵本やDVD、歌が好きなら英語の童謡のCDやアプリが適しています。
「これは英語の勉強だよ」と構える必要はありません。「新しいおもちゃだよ」「楽しい歌だよ」と、遊びの選択肢の一つとして提示することで、子どもは自然に英語に触れていきます。
ステップ③親も一緒に楽しむ姿勢を見せる
幼児期の英語学習の場合、教材を与えっぱなしにするだけでは効果は出にくいものです。このため、親御さん自身が英語を楽しんでいる姿を見せることが、何よりも大切になります。英語が苦手でも問題ありません。子どもと一緒に歌ったり、絵本を読んだり、アプリで遊んだりしてみましょう。
親が楽しそうにしていると、子どもは「英語＝楽しいもの」と認識します。完璧な発音よりも、親子で一緒に楽しむ時間が、子どもの英語への好奇心を育てます。
子ども（幼児）向け英語教材の3つのデメリット
子ども（幼児）向け英語教材は魅力的ですが、購入前に知っておきたい注意点もあります。ご家庭での学習ならではのデメリットを3つ解説します。
デメリット①保護者のサポートが必要になる
教材の効果を最大限に引き出すためには、保護者の積極的なサポートが不可欠です。幼児が一人で教材を正しく使いこなし、学習を継続することは非常に難しいためです。
とくに、集中力が長く続かない年齢では、教材の使い方を教えたり、一緒に遊んでみせたりする時間を確保する必要があります。もし、保護者が忙しい場合は、操作が不要なおもちゃなどの教材を選ぶと負担が少なくなります。
デメリット②成果を感じにくい
英語のスキル習得は時間がかかるため、教材を使い始めてもすぐに成果が表れるわけではありません。とくに、幼児期は言葉を話す（アウトプット）よりも、まず大量に聞く（インプット）時期が長く続きます。
その結果、「毎日DVDを見せているのに、全然英語を話さない」と保護者が効果を実感できず、不安になりがちです。しかし、このインプットの蓄積が将来の英語力の土台となります。
目に見える成果を急がず、子どもが英語の音やリズムに楽しそうに触れている環境を継続することが何よりも大切です。
デメリット③英語嫌いになる可能性がある
教材の使い方や保護者の関わり方次第では、子どもが英語を嫌いになってしまうリスクもあります。最も多い原因は、保護者が成果を急ぐあまり、学習を強要してしまうケースです。
子どもの興味やペースを無視して「これをやりなさい」「発音がおかしい」などと無理強いすると、子どもにとって英語が「嫌なもの」「叱られるもの」と関連づけられてしまいます。
一度ついた苦手意識をなくすのは大変です。英語教材はあくまで「遊び道具の一つ」と捉え、お子さんが楽しんでいるかを最優先にしましょう。無理なく日常で触れられる環境づくりが、英語嫌いを防ぐ鍵となります。
子ども（幼児）向け英語教材の3つのメリット
子ども（幼児）向けの英語教材には、英会話教室とは異なるメリットがあります。ここでは主な3つのメリットについて解説します。
メリット①好きな時に自宅で学習できる
英語教材の最大のメリットは、自宅で好きな時間に学習できる柔軟性です。英会話教室のように決まった時間に拘束されたり、送迎の手間がかかったりすることがありません。これにより、家庭の時間を有効に活用できます。
とくに共働きのご家庭や、きょうだいがいて外出が難しい場合でも、子どもの機嫌が良い時や生活リズムに合わせて英語に触れる時間を設けることが可能です。
筆者も、就寝前に子どもたちと一緒に映像に合わせて英単語を発語する時間を設けています。たった5分程度の時間ですが、家族にとって楽しく英語を学べる時間になっています。
メリット②ペースを自由に決められる
子どもの個性やその日の体調に合わせて、学習のペースを自由に調整できる点も大きな魅力です。集団で学ぶ教室とは異なり、ほかの子どもの進度を気にする必要がありません。たとえば、お子さんが特定の歌やゲームに夢中になっている時は、それを満足するまで繰り返すことができます。
逆に、気分が乗らない時は無理強いせず、中断することも容易です。学習意欲を最優先にできるため、英語が苦痛になりにくく、他者との比較によるプレッシャーもありません。
メリット③兄弟姉妹で教材を共有できる
一度教材を購入すれば、兄弟姉妹で長く共有できるため、経済的なメリットも大きくなります。英会話教室の場合、通う人数分の月謝が必要になりますが、家庭用教材なら追加費用が必要ありません。
上の子が使ったDVDや絵本を下の子が使ったり、兄弟姉妹が一緒に遊んだりすることで、自然と英語に触れる時間が増えます。お互いに刺激を受けながら学ぶ環境は、遊びながら学ぶ習慣づくりにも役立ちます。
子どもの英語教材でよくある3つの質問
最後に、子どもの英語教材でよくある質問をご紹介します。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問①英語教材はいつから始めるのが効果的ですか？
英語学習を始める時期に「早すぎる」ということはありません。とくに、0歳から3歳頃までは、日本語と英語の区別なく、音をそのまま吸収できる「黄金期」とも言われています。
ただし、焦る必要は全くありません。お子さんが興味を持ったタイミングが「始めどき」です。無理に早期教育を施すよりも、お子さんの発達や興味に合わせて、生活の中に自然に英語を取り入れることをおすすめします。
質問②無料の教材やアプリだけでも効果はありますか？
無料の教材やアプリだけでも、使い方次第で十分に効果は期待できます。とくに、YouTubeには質の高い英語の童謡やアニメが豊富にあります。また、自治体の図書館で英語の絵本を借りるのも良い方法です。
ただし、無料のものは体系的に学ぶのには向いていない場合もあります。お子さんが特定の分野に強い興味を示した場合や、次のステップに進みたいと感じた時に、有料の教材を検討するのがおすすめです。
質問③英語の絵本はどのように選べば良いですか？
子どもが好きなもの（動物、乗り物、食べ物など）をテーマにした絵本を選ぶのが一番です。最初は文字が少なく、カラフルな絵が中心のものや、触って楽しめる仕掛け絵本が興味を引きやすいです。
英語の読み聞かせに自信がなくても、CD付きの絵本なら安心です。ネイティブの音声を一緒に聞きながら、絵を指差すだけでも、子どもにとっては楽しい英語体験になります。まずは図書館などを活用し、何冊か試してみて、子どもの反応が良いものを見つけてみてください。
子どもの「好き」を見つけて英語教材を楽しもう！
幼児期の英語教材選びは、選択肢が多すぎて迷ってしまいます。しかし、最も大切なのは「どの教材を選ぶか」よりも「親子でいかに楽しめるか」です。
高額な教材を買っても、子どもが興味を示さなければ意味がありません。まずは、お子さんの「好き」を起点に、遊び感覚で英語に触れる機会を作ってみましょう。
ご紹介した3つのステップを参考に、ぜひお子さんに合う方法を見つけてください。
・ステップ①お子さんの「好き」を観察する
・ステップ②「遊び」の延長線上で教材を選ぶ
・ステップ③親も一緒に楽しむ姿勢を見せる
英語が「勉強」になる前に、「親子で楽しむコミュニケーションツール」の一つとして取り入れることが、将来の英語力を伸ばす一番の近道です。ぜひ、この記事でご紹介した英語教材で、子どもとの英語学習を試してみてください。
