手づかみ食べをしない子どもを前にして「このままで大丈夫かな」「うちの子は発達が遅れているのかもしれない」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
他の子が楽しそうに手づかみ食べをしている姿を見ると、焦りや孤独感を感じてしまいますよね。しかし、手づかみ食べのペースには個人差があり、あなたの抱える悩みは決して特別なものではありません。
この記事では、子どもが手づかみ食べをしない理由や8つの具体的な対策についてご紹介します。子どもの「自分で食べたい」という意欲を引き出すためのヒントとしてぜひご活用してみてください。
子どもが手づかみ食べをしない理由は3つ
子どもがなかなか手づかみ食べをしてくれない背景には、いくつかの理由が考えられます。まずは、その理由を理解するように努めましょう。
また、理由によってどのように「手づかみ食べ」を促すのかのアプローチは異なります。詳細な対策方法については次のセクションでご紹介しますが、理由と対策をサクッと知りたいという方は、筆者が作成した下図を参考にしてみてください。
◆手づかみ食べをしない理由と対策の一覧表
それでは、子どもが手づかみ食べをしない理由についてみていきましょう。
手が食べ物で汚れる感覚が苦手
子どもの多くは、手で物を触ってその感触を楽しみます。しかし、なかには手がベタベタしたり、汚れたりするのを嫌がる子がいます。これは繊細な感覚の持ち主であることの表れでもあります。
とくに、親が食後すぐに手を拭く習慣があると、赤ちゃんも手が汚れることへの抵抗感が強い傾向です。
食べさせてもらうことに慣れている
離乳食の初期段階は、親がスプーンで食べさせてあげるのが一般的です。そのため、自分で食べるよりも甘えたい気持ちが勝ったり、食べさせてもらうことに慣れていたり、自ら食べる必要性を感じていない場合があります。
とくに、親が食べこぼしを気にしてすぐに口元に運んでしまうと、赤ちゃんは「食べさせてもらえる」と学習する場合があります。
食べ物への興味が薄い
子どもが手づかみ食べをしない背景には、そもそも食べ物自体への興味がまだ湧いていないというケースも考えられます。これは、食事の時間が単調だったり、食べ物の色や形が単一で面白みに欠けていたりすることが原因かもしれません。
また、食事の環境に気が散るものが多く、食べることよりも遊びに意識が向いてしまうケースも原因の1つです。
手づかみ食べを促すための8つの対策
手づかみ食べをしない理由が分かったら、それに合わせた対策を試してみましょう。大切なのは、焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて楽しい食事の時間を演出する点です。ここでは、手づかみ食べを促すための具体的な8つの方法についてご紹介します。
①手が汚れにくい離乳食を用意する
手がベタベタするのを嫌がる子には、スティック野菜やパン、卵ボーロなど、比較的汚れにくいメニューから試してみるのがおすすめです。
また、おにぎりやパンケーキなどは、子どもが握りやすいサイズにしたり、型抜きしたりすることで、見た目にも楽しい食事になります。最初は1〜2品から始めて、徐々に慣れさせていきましょう。
なお、手づかみ食べのおにぎりがくっつかない方法については、こちらでご紹介しています。
②食べ物以外で手の感覚を養う
子どもが食事中に手で食べ物を触ることを嫌がる場合、食べ物以外の遊びで手の感覚を養うのがおすすめです。
たとえば、小麦粉粘土や米粉粘土は、やわらかく変化する感触を楽しむことができます。また、砂遊びや水遊びは、サラサラ、ドロドロといった多様な感触に触れる良い機会です。
これらの遊びを通じて、手の感覚に慣れることで、食べ物のベタベタした感触やざらざらした感触に対する抵抗感が徐々に薄れていく効果が期待できます。
③親が食べさせすぎないようにする
親が先にスプーンでたくさん食べさせてしまうと、赤ちゃんは満足してしまい、手づかみ食べをする必要がなくなってしまいます。まずは、手づかみ食べ用のメニューを提示し、赤ちゃんの様子をしばらく見守るようにしてください。
その上で、必要に応じてスプーンで手伝うようにすると、自分で食べる機会を奪わずに済みます。
④親が手づかみ食べのお手本を見せる
親が手づかみ食べをする姿を見せることは、赤ちゃんに「自分もやってみたい」という興味を抱かせるきっかけになります。赤ちゃんは親の真似をしながら成長していくため、同じものを手で持って美味しそうに食べる姿を見せてあげましょう。
これにより、食べ物への関心が自然と高まる効果が期待できます。
⑤褒めて成功体験を増やす
たとえ一口でも自分で手づかみ食べができたら「すごいね!」「上手だね!」と大げさに褒めてあげましょう。褒められることで、赤ちゃんは自信をつけ、次の食事でも挑戦しようという意欲につながります。
無理に食べさせようとするのではなく、少しでもできたことを肯定的に受け止めることが大切です。
⑥食べ物の置き方や環境を工夫する
子どもがすぐに手に取れるよう、目の前の机に直接手づかみ食べ用の食べ物を置いてみましょう。また、食事に集中できるよう、テレビやおもちゃを片付けて、落ち着いた環境を整えるのも大切です。
足がぶらつかないよう椅子の高さや足置きの位置を調整すると、体が安定して食べ物に集中しやすくなります。
⑦好きな食べ物や新しい食材で誘う
子どもが好きな食べ物を手づかみ食べのメニューに加えることで、食べる意欲を引き出せます。また、カラフルな野菜やフルーツ、初めての食材を並べてみることで、好奇心を刺激し、「これは何だろう?」と興味を持たせられます。
ただし、アレルギーには注意し、少しずつ試すようにしましょう。
⑧赤ちゃんが空腹なタイミングで試す
赤ちゃんが最もお腹が空いている食事の始めに、手づかみ食べのメニューを出してみるのも効果的です。空腹であれば、食べ物への関心が高まり、自ら手を伸ばそうとする可能性が高まります。
ただし、空腹すぎるとぐずってしまうケースも多いため、子どもの様子を見てタイミングを見計らいましょう。
子どもが手づかみ食べをしない理由や対策について、少し理解が深まったでしょうか?😊✨でも、「わかってはいるけど、毎日忙しくてそこまで手が回らない…😥」と感じている方も多いはず。そんなあなたのために、準備も片付けも楽になるアイテムがあるんです!💡
手づかみ食べをしなくても大丈夫?知っておきたい3つのポイント
子どもが手づかみ食べをしないと「このままで大丈夫かな?」「うちの子だけ?」と不安になりますよね。しかし、手づかみ食べはあくまで成長の1つの通過点であり、発達のペースには個人差があります。ここでは、親がまず知っておくべき3つのポイントについて解説します。
手づかみ食べは成長の証であり、無理強いは必要ない
手づかみ食べは、食べ物を自分でつかむ、口に運ぶといった一連の動作を通して、目と手の協調運動や指先の巧緻性を養う大切な経験です。しかし、すべての子が同じ時期に始めるわけではありません。
無理にやらせようとすると、食事の時間が親子にとってストレスになってしまい、かえって食べる意欲を損なう原因にもなり得ます。
食事への興味や好奇心を育むことが一番の目的
手づかみ食べの真の目的は「自分で食べる」という達成感を通じて、食事そのものへの興味や好奇心を育むことです。
たとえ食べ物をぐちゃぐちゃにするだけでも、それは食べ物の感触や形を確かめている大切な五感を使った学びです。子どもが自ら食べる意欲を見せるまで、焦らず見守るようにしましょう。
他の子と比べず、子どものペースを尊重する
育児雑誌やSNSで他の子どもの様子を見ると、自分の子が遅れているように感じてしまうかもしれません。しかし、子どもの成長は一人ひとり異なります。
手づかみ食べをしない子の中には、手がベタベタするのを嫌がる、または食べさせてもらうことに安心感を覚えているなど、個別の理由があるケースがほとんどです。子どもの個性を尊重し、食事の時間を楽しいものにすることを優先しましょう。
手づかみ食べがもたらす3つのメリット
「無理強いはしない」とはいえ、手づかみ食べがなぜ大切なのか、その意味を知っておくことは、子どもの成長を後押しするヒントになります。手づかみ食べは、単に自分で食事ができることだけが目的ではありません。
実は、子どもの心と体の発達において非常に重要な役割を果たしています。ここでは、手づかみ食べが子どもにもたらす3つのメリットについて解説します。
五感の発達を促す
食べ物を手で掴んだり、握ったり、口に運んだりする一連の動作は、子どもにさまざまな感覚的な刺激を与えます。
食べ物の温度や感触、匂い、形、色を五感で感じ取ることにより、脳への良い刺激となり、感覚の発達を促します。とくに、食べ物のベタベタとした感触を経験することは、触覚の発達において重要なステップの1つです。
手先の巧緻性と協調運動を養う
食べ物をつかんだり、口元に運んだりする動作は、指先や手首の筋肉を使い、目と手の協調運動を育みます。最初はうまく掴めなくても、何度も挑戦することで、指先の器用さが徐々に向上します。
これは将来的に、お箸やお絵かき、ハサミを使うといった複雑な動作の基礎となる動作です。
自分で食べる意欲と自己肯定感を育む
「自分で食べる」という経験は、子どもに達成感と自己肯定感をもたらします。最初は食べ物をぐちゃぐちゃにするだけで終わってしまうかもしれませんが、その過程で「自分でできた!」という喜びが自立心を育みます。
親がその行動を温かく見守り、褒めてあげれば、子どもは食事に対してより積極的になる可能性が高いです。
手づかみ食べしないでよくある3つの質問
最後に、手づかみ食べしないでよくある質問をご紹介します。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1. 手づかみ食べはいつから始めるべきですか?
一般的に、離乳食後期の生後9ヶ月頃から手づかみ食べを始めるのが目安とされています。この時期はお座りが安定し、食べ物を歯茎でつぶせるようになるため、始めるのに適している時期であると言われています。
しかし、発達には個人差があるため、子どもが食べ物に興味を示し、自ら手を伸ばそうとするサインが見られたら、そのタイミングで始めてみましょう。
なお、手づかみ食べを始めるサインについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
質問2. 手づかみ食べをしないと成長に影響しますか?
手づかみ食べは、食べ物の感触を覚えたり、自分で食べ物を一口の大きさにコントロールしたり、指先の協調運動を促したりする過程で重要な経験の1つです。しかし、手づかみ食べをしないからといって、必ずしも成長に問題があるわけではありません。
無理強いはせず、食事の時間を楽しい時間にすることが最も重要です。ほかの遊びを通して手の感覚を養ったり、スプーンやフォークへの移行をスムーズに行ったりすることで、手づかみ食べ以外の方法で成長を促すことができます。
質問3. 手づかみ食べにおすすめの離乳食メニューはありますか?
手づかみ食べには、赤ちゃんが握りやすく、かつ歯茎で簡単に潰せるメニューが適しています。たとえば、スティック状に茹でたにんじんや大根、パンやパンケーキ、おやきやハンバーグなどが挙げられます。
手づかみ食べは、やわらかいものから始め、慣れてきたら少しずつ硬さや形を変えてみましょう。また、手がベタベタするのを嫌がる子には、パンや卵ボーロなどから試すのがおすすめです。
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まとめ
手づかみ食べは、赤ちゃんが自分で食べる楽しさを知り、五感を使って食べ物の感触や形を学ぶ大切な過程です。しかし、すべての子どもが同じように手づかみ食べをするわけではありません。
子どもがなかなか始めてくれない場合でも、焦らず、今回ご紹介した8つの対策を参考にしながら、無理のない範囲で手づかみ食べを試してみましょう。
最も大切なのは、子どもが食事を「楽しい」と感じることです。手づかみ食べをしないことに対する不安を和らげ、食事の時間を親子で楽しむことが、子どもの健やかな成長につながります。
手づかみ食べの悩みは、多くのママさんが抱えています。この記事が、あなたの不安を少しでも和らげるお手伝いができたら嬉しいです。
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