フルタイムで働きながら育児や家事もこなすワーママに対して、「すごい」と感じている方もおられるのではないでしょうか。限られた時間のなかで家庭と仕事を両立する姿は、とてもたくましく見えますが、その裏には工夫や努力がたくさん隠されています。
本記事では、フルタイムのワーママが「すごい」と言われる理由やワーママのスケジュール例をご紹介します。また、フルタイムで働くワーママにおすすめの時間術も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ワーママがフルタイムで働く背景とは?
まず、ワーママがフルタイムで働く背景について解説します。
- 経済的な安定を図りたい
- キャリアを維持したい
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
経済的な安定を図りたい
フルタイム勤務は、安定した収入を得ながら家計を支え、将来への備えを築くうえで有効な選択肢です。子どもの進学や老後資金など長期的な支出を見据える家庭にとって、毎月の継続的な収入が大きな安心材料となります。
また、予期せぬ出費にも対応しやすくなり、精神的な余裕も生まれます。このため、生活の見通しを立てやすくする手段として、フルタイムでの働き方を選んでいる人が多いようです。
キャリアを維持したい
フルタイムで働き続ける意味は収入の確保にとどまらず、社会とのつながりや自己実現にも関わってきます。出産前に築いてきたキャリアを維持したいと考えるワーママにとって、時短勤務ではフルコミットできずに焦りを感じるケースも少なくありません。
フルタイムで働けば、キャリアの流れを止めずに済み、将来的な昇進や転職の選択肢も広がります。子育てが落ち着いた後に再びキャリアを築こうとしても、空白期間が長いと不利になる場面も多いため、この働き方を選択をする人が多くいます。
フルタイムで働くワーママが「すごい」と言われる理由
次に、フルタイムで働くワーママが「すごい」と言われる理由について解説します。
- 仕事と育児を両立している姿が尊敬される
- 時間を最大限に活かす工夫がすごい
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
仕事と育児を両立している姿が尊敬される
フルタイム勤務をしながら家庭を支えるワーママは、日々多忙なスケジュールのなかで、仕事と育児の両方に全力で向き合っています。時間に追われながらも、子どもの笑顔や成長を支え、職場でも責任を果たす姿は、多くの人に感動や刺激を与えているに違いありません。
柔軟な対応力や優れた段取り力を活かして日常を回す力は、現代社会における頼もしい存在といえます。このような姿勢が周囲からの共感と賞賛を集めています。
時間を最大限に活かす工夫がすごい
フルタイムで働くワーママは、日々限られた時間を有効に使いながら生活を回しています。朝の慌ただしい時間帯でも、家族全員の準備を整えつつ自身の出勤準備も並行して行い、職場では集中して仕事に取り組みます。
帰宅後は短時間で家事をこなして、子どもとの時間も確保するなど、効率的な時間管理術に長けている人が多いです。この積み重ねが、周囲からの信頼を得るだけでなく、自身の成長にもつながっています。
フルタイムで働くワーママのスケジュール例
次に、フルタイムで働くワーママのスケジュール例について紹介します。
- 朝の時間
- 帰宅後
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
朝の時間
ワーママにとって朝は、慌ただしい時間です。自分の出勤準備に加え、子どもの食事や身支度、園への持ち物チェックまで、限られた時間内で多くのタスクを同時進行しなければなりません。
このため、前夜の準備や段取りの工夫が不可欠です。さらに、家族全体の流れをスムーズに進めるためにも、適切な時間配分が求められます。
帰宅後
退勤後も気を緩める暇はなく、ワーママの時間は家事と育児に追われます。保育園へ子どもを迎えに行き、そのまま夕食の支度に取りかかります。支度の合間に洗濯物を畳んだり、食器を片付けたりと手を止める余裕がありません。
夕食後は、子どもとの会話や遊びの時間を挟みつつ、お風呂と寝かしつけまでを一気にこなします。すべてが終わる頃には夜も更け、自分の時間はほんのわずかでもその短いひとときが、明日への活力になります。
なお、ワンオペ育児中のお風呂の待たせ方については、こちらの記事でご紹介しています。
関連記事:ワンオペ育児中のお風呂の待たせ方とは?事前準備や入浴手順、便利グッズまでご紹介します! | こそだて+
フルタイムで働くワーママにおすすめの時間術5選
次に、フルタイムで働くワーママにおすすめの時間術について紹介します。
- 家事に優先順位をつける
- 作り置きや時短レシピで夕食づくりをラクにする
- パートナーとの役割分担を明確にする
- 便利アイテムや時短家電を活用する
- 家事代行やベビーシッターを活用する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
家事に優先順位をつける
日々の生活を回すうえで、すべてを完璧にこなそうとすると、心身に大きな負担がかかります。このため、細かい掃除や毎回の丁寧な片付けなど、優先度の低いタスクは省く判断も必要です。
家族との時間や自分の健康を守るためにも、やるべきことに絞って力を注ぐことが大切です。余力を残す意識を持つと、忙しい毎日にもゆとりが生まれ、気持ちの余白が保たれやすくなります。
なお、家事リストの作成方法については、こちらの記事でご紹介しています。
関連記事:家事リストの作成は3ステップ!共働き夫婦の家事分担のコツもご紹介! | こそだて+
作り置きや時短レシピで夕食づくりをラクにする
忙しい日々のなかで毎日の食事づくりを無理なく続けるには、効率を意識した工夫が欠かせません。たとえば、カット済みの冷凍食材を常備しておけば、下ごしらえの手間が省けて、レトルトや缶詰も献立のバリエーションを広げる助けになります。
さらに、タイマー機能付きの調理家電を使えば、ほかの家事と並行して調理が進められ、時間を有効活用できます。
パートナーとの役割分担を明確にする
家庭内の家事や育児には、名前のない家事も多く、どちらかひとりに偏ると心身に大きな負担がかかりかねません。さらに、「気づいた方がやる」という曖昧なルールでは、実際には特定の人に負担が集中しやすくなります。
このため、家族で具体的にどのような作業があるかを洗い出して、誰が何を担当するかを話し合って明確にしておくことが大切です。家事や育児をチームでこなす意識を持てば、無理のない育児が可能となり、互いの信頼感も深まっていきます。
なお、共働き家庭での家事分担については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:共働きなのに家事分担がおかしい?負担を減らす解決策をご紹介!
便利アイテムや時短家電を活用する
時間との戦いが続く忙しい日々のなかでは、時短家電や便利グッズが生活をスムーズにする強力な助っ人です。食器洗い乾燥機やロボット掃除機など、自動化された家電を取り入れると、限られた時間を有効活用できるようになります。
さらに、衣類スチーマーやワンタッチ調理器具なども、家事の効率化に貢献する便利グッズです。こうしたツールを活用しながら、無理のない生活を目指してみてください。
家事代行やベビーシッターを活用する
育児や仕事に追われる日々のなかで、すべてを1人でこなそうとするのは大きな負担になります。このような場合に、家事代行やベビーシッターといった外部の力を借りるのは、決して甘えではありません。
外部のサポートの手を借りると、心にゆとりが生まれ、自分自身や家族に向き合う時間も増やせます。無理なく継続できる生活の土台を整えるためにも、外部サービスを柔軟に取り入れていきましょう。
まとめ
本記事では、フルタイムのワーママが「すごい」と言われる理由やワーママのスケジュール例、おすすめの時間術をご紹介しました。
フルタイムで働くワーママは、経済的な安定やキャリアの継続を目指して日々奮闘しています。仕事と育児を両立する姿は周囲から尊敬される存在であり、時間を上手に使いながら生活している点が「すごい」と言われる理由の1つです。
しかし、1人で頑張り過ぎると、体調を崩してしまう可能性もあります。限られた時間を有効に使うためには、家事の優先順位を見直したり、時短レシピや便利家電、外部サービスなどを柔軟に活用したりしましょう。